NEWS(10/09/21 12:12)

Adobe、深刻なゼロデイ脆弱性を修正した「Adobe Flash Player」v10.1.85.3を公開

深刻度は4段階中最高の“Critical”

 米Adobe Systems Incorporatedは20日(現地時間)、Webブラウザー上でFlashコンテンツを再生するためのプラグイン「Adobe Flash Player」の最新版v10.1.85.3を公開した。Windows 2000/XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7に対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトからダウンロードできる。

 最新版の主な変更点は、同社の基準で深刻度が4段階中最高の“Critical”に分類された致命的な脆弱性を1件修正したこと。すでに本脆弱性を悪用した攻撃も報告されており、当初27日の週に公開される予定が大幅に前倒しされている。早急にアップデートしておきたい。

 なお、本脆弱性は同社製の「Adobe Reader」v9.3.4や「Acrobat」v9.3.4にも存在するが、これに対するセキュリティアップデートは10月4日の週に提供される予定。同社によると、現在のところ「Adobe Reader」「Acrobat」で本脆弱性を悪用した例は確認されていないとのこと。

【著作権者】
Adobe Systems Incorporated
【対応OS】
Windows 2000/XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
10.1.85.3 (10/09/20)

(柳 英俊)