NEWS(10/09/15 13:41)

10件の脆弱性を修正した「Google Chrome」の最新安定版v6.0.472.59が公開

Windows版に関わるものは7件で、深刻度“High”5件を含む

「Google Chrome」安定版v6.0.472.59「Google Chrome」安定版v6.0.472.59

 米Google Inc.は14日(現地時間)、同社製Webブラウザー「Google Chrome」の最新安定版となるv6.0.472.59を公開した。最新版の主な変更点は、10件の脆弱性を修正したこと。本ソフトのベータ版や、IEを「Google Chrome」相当へ強化できるプラグイン「Google Chrome Frame」についても同じ内容の最新版が公開されている。

 なかでもWindows版に関わる脆弱性は7件で、同社の基準において4段階中で2番目の“High”と評価された深刻な脆弱性も5件含まれている。なお、残りはMac OS X版にのみ影響する脆弱性が1件、Linux版のみに影響する脆弱性が2件となっている。とくに、Mac OS X版の脆弱性は4段階中最高の“Critical”と評価されており、早急なアップデートが必要だ。

 本ソフトは、Windows XP/Vista/7に対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトからダウンロードできる。なお、すでに本ソフトをインストールしている場合は、数日のうちに自動でアップデートされる仕組み。また、バージョン情報画面から[今すぐアップデート]ボタンを押すことで手動アップデートすることも可能。

【著作権者】
Google Inc.
【対応OS】
Windows XP/Vista/7
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
6.0.472.59(10/09/14)

(柳 英俊)