NEWS(10/08/05 17:25)

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「Internet Explorer 9」プラットフォームプレビュー第4版が公開、次はベータ版へ

JavaScriptエンジンがブラウザー本体へ統合、ACID3テストでは95点を達成

「Internet Explorer 9」v1.9.7.9.16.6000 「Internet Explorer 9」v1.9.7.9.16.6000

 米Microsoft Corporationは4日(現地時間)、次世代Webブラウザー「Internet Explorer 9」プラットフォームプレビュー版(以下、IE9 PP版)の最新版となるv1.9.7.9.16.6000を公開した。

 本ソフトは、開発者やテスター向けに最新のIEを先行公開し、Webブラウザーの動作テストやWebサイトの開発に役立てる目的で提供されているもの。同社によると、4回のバージョンアップを経てIE9の基礎はほぼ完成し、PP版の公開は今回が最後になるという。次回のリリースはベータ版になる見通し。

“The Acid3 Test”では95点を獲得 “The Acid3 Test”では95点を獲得

 IE9 PP版では、HTML5やCSS3といった新しいWeb標準技術への対応が大幅に強化されており、本バージョンでも改善が進められた。たとえば、Web標準への準拠度を測る指標として知られる“The Acid3 Test”で、本バージョンのPP版は、IE8の20点や最初のPP版の55点を大きく上回る95点を獲得している。

 また、SVGへの対応も進み、JavaScriptを利用した表現力豊かなアニメーションが実現可能になった。HTML5やSVGのレンダリングにはすべてGPUアクセラレーションが活用されており、ほかのWebブラウザーに比べても最高速クラスの描画速度を誇る。

 そのほか、本バージョンではスクリプトエンジンの設計が大幅に変更され、これまで外部コンポーネントとして実装されていたJavaScriptエンジンが、Webブラウザー本体へ統合された。その結果、スクリプトの実行速度がさらに向上している。

スクリプトエンジンの設計が大幅に変更、これまで外部コンポーネントとして実装されていたJavaScriptエンジンが、Webブラウザー本体へ統合される(同社Webサイトより引用) スクリプトエンジンの設計が大幅に変更、これまで外部コンポーネントとして実装されていたJavaScriptエンジンが、Webブラウザー本体へ統合される(同社Webサイトより引用)

 これらの改善点については、同社によって用意されたデモサイト“Internet Explorer 9: Platform Demos”で体験可能。本バージョンはまだ初期段階のテスト版であるため、アドレスバーをはじめとする基本的なユーザーインターフェイスが省かれており、日常利用するには機能不足が否めないが、IE9の新機能をいち早く体験したいユーザーは試してみるとよいだろう。

【著作権者】
Microsoft Corporation
【対応OS】
Windows Vista/7/Vista x64/7 x64
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.9.7.9.16.6000(10/08/04)

(柳 英俊)