NEWS(10/07/05 14:03)

深刻度“High”の脆弱性4件などを修正した「Google Chrome」v5.0.375.99が公開

PNG画像の処理やCSSのレンダリング処理でメモリが破壊される脆弱性などを修正

 米Google Inc.は2日(現地時間)、同社製Webブラウザー「Google Chrome」の最新安定版となるv5.0.375.99を公開した。最新版の主な変更点は、同社による深刻度で2番目に高い“High”と評価されている脆弱性4件を含む全9件の脆弱性を修正したこと。

 深刻度“High”と評価された脆弱性は、PNGファイルを処理するライブラリ“libpng”の不具合によりPNG画像の処理でメモリが破壊される脆弱性や、CSSのレンダリング処理でメモリが破壊される脆弱性など。なるべく早急にアップデートすることをお勧めする。

 本ソフトは、Windows XP/Vista/7に対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトからダウンロードできる。なお、すでに本ソフトをインストールしている場合は、数日のうちに自動でアップデートされる仕組み。また、バージョン情報画面から[今すぐアップデート]ボタンを押すことで手動アップデートすることも可能。

【著作権者】
Google Inc.
【対応OS】
Windows XP/Vista/7
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
5.0.375.99(10/07/02)

(長谷川 正太郎)