NEWS(10/06/30 18:19)

脆弱性のある同梱ライブラリをアップデートした「Sylpheed」v3.0.3が公開

任意のコードが実行される脆弱性を修正

 フリーのメールソフト「Sylpheed」の最新版v3.0.3が、29日に公開された。v3.0.2に同梱の画像処理用のライブラリ“libpng”“libtiff”に任意コードの実行を許す脆弱性が存在したため、本バージョンではこれらのライブラリが最新版へアップデートされている。

 そのほか、メール作成画面の添付ファイルの右クリックメニューに[開く]項目を追加して送信前に添付ファイルを開けるようにするなどの改善を行ったほか、強制終了などを引き起こす不具合が数点修正されている。

 本ソフトは、Windows 2000/XP/Vista/7などに対応するフリーソフトで、現在作者のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。

【著作権者】
Hiroyuki Yamamoto 氏
【対応OS】
Windows 2000/XP/Vista/7
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
3.0.3-win32(10/06/29)

(柳 英俊)