NEWS(10/06/15 18:12)

GPSログから高度と速度のグラフを表示可能になった「Google Earth」v5.2が公開

内蔵Webブラウザーを搭載し、地図上のリンクを別ブラウザーなしで開けるように

「Google Earth」v5.2.1.1329 (beta)「Google Earth」v5.2.1.1329 (beta)

内蔵Webブラウザーで“Wikipedia”を表示内蔵Webブラウザーで“Wikipedia”を表示

 米Google Inc.は14日(現地時間)、3D地図ソフト「Google Earth」の最新版v5.2.1.1329 (beta)を公開した。最新版の主な変更点は、取り込んだGPSログのデータから、高度と速度の折れ線グラフを表示できるようになったこと。

 折れ線グラフを表示するには、ドラッグ&ドロップなどでGPSのログファイルを取り込み、“場所”ツリーに表示された該当データの右クリックメニューから[高度のプロファイルを表示]項目を選択すればよい。

 折れ線グラフは画面下部に表示され、赤線が高度、青線が速度を表す。グラフ上にマウスカーソルを重ねると、高度・速度の数値やGPSログ取得開始からの時間と移動距離が表示されるともに、3Dマップ上の該当する場所へ赤い矢印が表示される仕組み。

 さらに、Webブラウザーを内蔵し、本ソフト上に表示されたWebページへのリンクをクリックした際に、別のWebブラウザーを起動せずに本ソフト内部で表示できるようになった。なお、編集部にて試用したところ、一部の日本語サイトで文字化けが発生する問題を確認した。

 内蔵Webブラウザーは3D地図の表示部が切り替わって現れる仕組みで、地図に表示されるフキダシ内にあるリンクなどをクリックした際に、右側からスライドするように現れる。また、本ソフトの検索欄に地名以外の文字列を入力した際に、Googleのローカル検索が行われるようになり、その検索結果のWebページも内蔵ブラウザーで表示される。

 本ソフトは、Windows 2000/XP/Vistaに対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトからダウンロードできる。

【著作権者】
Google Inc.
【対応OS】
Windows 2000/XP/Vista
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
5.2.1.1329 (beta)(10/06/14)

(長谷川 正太郎)