NEWS(10/03/31 16:05)

Apple、タブレット型端末“iPad”との同期に対応した「iTunes」v9.1を公開

同梱の「QuickTime」もv7.6.6へバージョンアップ、多くの深刻な脆弱性を解決

「iTunes」v9.1「iTunes」v9.1

 米Apple Inc.は30日(現地時間)、メディアプレイヤー「iTunes」v9.1を公開した。Windows XP/Vista/7およびVista/7の64bit版に対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトからダウンロードできる。

 「iTunes」v9.1の主な変更点は、日本では4月末に発売が予定されている同社製の新型タブレット端末“iPad”との同期に対応したこと。好みの音楽や動画などに加えて、電子書籍“ブック”を整理・同期できるようになるという。

 さらに、再生中の曲から似たようなテイストの楽曲を自動的に選択・再生できる“Genius Mix”機能では、作成した“Genius Mix”の名前を変更したり、並べ替えや削除が可能になっている。

 そのほか、各種画像を処理する“ImageIO”の不具合などに起因するものをはじめとする全7件の脆弱性が修正された。任意コードの実行を許す深刻な脆弱性も含まれているので、なるべく早急にアップデートしておきたい。

 なお、本ソフトに同梱されているメディアプレイヤー「QuickTime」も、v7.6.6へとアップデートした。主な変更点は脆弱性の修正で、全16件の脆弱性が修正されている。

「iTunes」

【著作権者】
Apple Inc.
【対応OS】
Windows XP/Vista/7/Vista x64/7 x64
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
9.1.0.79(10/03/30)

「QuickTime」

【著作権者】
Apple Inc.
【対応OS】
Windows XP/Vista/7
【ソフト種別】
シェアウェア 4,200円(税込み、プレイヤーとしての利用は無償)
【バージョン】
7.6.6(10/03/30)

(柳 英俊)