NEWS(10/03/18 16:52)

JAXA、現在研究されている“極超音速旅客機”のペーパークラフトを公開

マッハ5で飛行する旅客機“極超音速旅客機”を作って遊べる

“極超音速旅客機”のペーパークラフト“極超音速旅客機”のペーパークラフト

 独立行政法人 宇宙航空研究開発機構(以下、JAXA)は17日、現在JAXAで研究が進められている“極超音速旅客機”のペーパークラフトを作成できるPDFファイルを公開した。現在、JAXAのWebサイトからダウンロードできる。

 マッハ5で飛行する旅客機“極超音速旅客機”は、2004年からJAXAで研究が開始されたプロジェクト。2008年には液体水素燃料を冷媒とする熱交換機を備えた極超音速ターボジェットエンジンの実験に成功しており、現在も極超音速エンジンを備えた実験機の研究が行われている。

 “極超音速旅客機”のペーパークラフトは、普通の旅客機に比べて平らな機体をしており、機体下部にはターボジェットエンジンを備えている。また、機体下部にフックが用意されており、輪ゴムを使ったカタパルトを別途用意すれば実際に飛ばせて遊ぶことも可能だ。

 印刷する用紙は、飛ばせて遊ぶことを考え厚手の紙を用意しよう。作成の難易度は比較的やさしく、ほとんどの切り出し作業はハサミで行えるため、子供と一緒に作って遊ぶと楽しいだろう。また、ダウンロードページには“静粛超音速機”や“成層圏プラットフォーム飛行船”といったJAXAで研究されている航空機のペーパークラフトも用意されているので、合わせて楽しんでもらいたい。

(長谷川 正太郎)