NEWS(10/02/17 20:04)

Google、ローマ字変換規則を変更可能な「Google 日本語入力」の開発版を公開

辞書データをメモリ上へ常に読み込んでおきパフォーマンスを向上させる機能も

「Google 日本語入力」Dev 0.10.264.100「Google 日本語入力」Dev 0.10.264.100

ローマ字変換規則の設定画面ローマ字変換規則の設定画面

 Google Inc.は17日、Web上のデータをもとに変換辞書を自動生成する日本語入力システム「Google 日本語入力」の開発版となるDev 0.10.264.100を公開した。Windows XP/Vista/7およびVista/7の64bit版などに対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトからダウンロードできる。なお、開発版はベータ版に比べて安定性に欠けるため、通常利用は推奨されていないので注意。

 本バージョンの主な変更点は、ローマ字を入力した際にひらがなへ変換する規則を変更できるようになったこと。たとえば、“cu”と入力した際に“く”ではなく“きゅ”へ変換するように設定することが可能。変換規則の変更は、プロパティ画面の[一般]タブにある“ローマ字テーブル”の[編集ボタン]を押すと現れるリストウィンドウで行える。

 さらに、辞書データをメモリ上へ常に読み込んでおくことで、変換時の辞書読み込み速度を向上させるオプションが追加された。このオプションは標準で有効となっており、プロパティ画面の[その他]タブにある“オンメモリ辞書とUACの設定”の[設定変更]ボタンを押すと現れるダイアログからON/OFFできる。

 そのほか、MS-IMEのユーザー辞書をインポートする機能も追加されている。

【著作権者】
Google Inc.
【対応OS】
Windows XP/Vista/7/Vista x64/7 x64
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
Dev 0.10.264.100(10/02/17)

(長谷川 正太郎)