NEWS(09/12/11 11:16)

Lunascape、Firefox拡張機能に対応した「Lunascape6 ORION」の正式版を公開

ツールバーやサイドバー、ステータスバーを利用する拡張機能に対応

「Lunascape6 ORION」正式版「Lunascape6 ORION」正式版

 Lunascape(株)は11日、3つのレンダリングエンジンを搭載するWebブラウザー“Lunascape”シリーズの最新正式版となる「Lunascape6 ORION」を公開した。最新版の主な変更点は、レンダリングエンジンに“Gecko”を利用している際に「Firefox」用の拡張機能を利用できるようになったこと。

 ツールバーやサイドバーを利用する拡張機能のほか、ステータスバーを利用する拡張機能にも対応。また、サイドバーのフローティング表示も可能だ。なお、一部の拡張機能は正常に動作しない場合があるので注意。

 ステータスバーを利用する拡張機能は、本ソフトのステータスバーへマウスを近付けると、ステータスバーの上に現れる拡張機能専用のステータスバーからアイコンの表示を確認したり操作を行える仕組み。また、ツールバー上の検索欄の右側にあるトカゲ型ボタンをクリックすると表示されるメニューからは、アドオンの管理画面を表示したり、拡張機能で追加されるツールバーやサイドバーのON/OFFを切り替えること可能。

「Lunascape6 ORION」と「Firefox」v3.5.5の起動速度を比較したグラフ(Lunascape提供)「Lunascape6 ORION」と「Firefox」v3.5.5の起動速度を比較したグラフ(Lunascape提供)

 さらに、同社によると拡張機能を多数インストールした際、「Firefox」に比べて起動が遅くなりにくいとのこと。同社の行った実験では、16個の同じ拡張機能をインストールした場合、「Firefox」v3.5.5は起動に平均1,199ミリ秒かかったのに対し、「Lunascape6 ORION」は平均781ミリ秒で起動したという。

 そのほか、標準のユーザーインターフェイスも一新された。ツールバーやタイトルバーなどが光沢のある銀色をベースとしたものになったほか、ボタンなどもモノトーンを基調としたクールなデザインに変更された。また、Windows 7にも対応している。

 本ソフトは、Windows 2000/XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7に対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトからダウンロードできる。

【著作権者】
Lunascape(株)
【対応OS】
Windows 2000/XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
6.0.0(09/12/11)

(長谷川 正太郎)