NEWS（09/10/29　15:27）

　エクスプローラ風インターフェイスの圧縮・解凍ソフト「Explzh」の最新版v5.47が、28日に公開された。本バージョンでの主な変更点は、「Microsoft Office 2007」（以下、「MS Office 2007」）で作成された文書ファイルのファイルサイズを削減する機能が追加されたこと。

　本機能は、「MS Office 2007」で作成された文書ファイルに含まれる画像の品質を最適化することで実現されている。そのため、画像を多く含むサイズの大きな文書ファイルではとくに大きな効果を見込めるだろう。エクスプローラの右クリックメニューへ［Office文書の圧縮］項目を追加できるため操作も簡単で、サイズ削減後の画質などを設定画面や作業時の確認ダイアログで調整することも可能。

　そのほか本バージョンでは、LZMAアルゴリズムを利用した圧縮処理がマルチスレッド化されるなどの機能改善や、Windows Vista/7向けのユーザーインターフェイスの調整などが行われている。

　本ソフトは、Windows 98/Me/NT 4.0/2000/XP/Server 2003/Vista/7およびXP/Server 2003/Vista/7の64bit版に対応する寄付歓迎のフリーソフトで、商用または法人利用の際は1,050円（税込み）でライセンスを購入する必要がある。現在、作者のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。

　なお、「AVG Anti-Virus」を利用している環境では、本ソフトに同梱されている「AESDECZIP.EXE」がウイルスとして扱われてしまうことがあるが、作者によるとこれは誤検知であるとのこと。