NEWS（09/07/16　15:59）

　マイクロソフト（株）は16日、“Silverlight 3”アプリケーションを開発するための開発キット「Microsoft Silverlight 3 SDK」の日本語正式版を公開した。「Visual Studio 2008」や無償のWebアプリケーション開発環境「Visual Wed Developer 2008 Express Edition」向けのアドオン「Microsoft Silverlight 3 Tools」の日本語正式版も同時に公開されており、現在同社のダウンロードセンターからダウンロードできる。

　「Microsoft Silverlight 3 Tools」には、“Silverlight 3”アプリケーションのプロジェクトテンプレートやデバッグ機能などが含まれており、インストールするだけですぐに“Silverlight 3”アプリケーションの開発に取りかかれる。“Silverlight 3”のランタイムや、「Microsoft Silverlight 3 SDK」も同時インストールされるため、別途インストールする必要はない。なお、ベータ版の“Silverlight 3”とは互換性がないので、一度アンインストールした上で本アドオンをインストールしよう。

　さらに、本アドオンでは“Silverlight 3”に搭載された新機能“Out Of Browser”にも対応している。これは、作成した“Silverlight 3”アプリケーションをPC上にインストールし、Webブラウザーなしで利用可能にする機能で、プロジェクトのプロパティ画面から“アプリケーションのブラウザー外実行を有効にする”というチェックをONにすると利用可能。アプリケーションのインストールは、Webブラウザー上で実行されている“Silverlight 3”アプリケーション上での右クリックメニューから行う仕組みで、デスクトップやスタートメニューにショートカットを作成して、一般的なローカルアプリケーションのように扱うことができる。

　なお、“Silverlight 3”アプリケーションのユーザーインターフェイスをデザインするソフト「Expression Blend 3」の日本語版は2009年秋に発売される予定で、現在英語リリース候補（RC）版が公開されている。