NEWS(09/07/13 17:24)

球状星団を拡大表示できるようになった3D天体シミュレーター「Celestia」v1.6.0

地球など惑星の反射光を再現可能になったほか、ISSのモデルもよりリアルに

「Celestia」v1.6.0

 パソコン上で宇宙旅行を楽しめる3D天体シミュレーター「Celestia」の最新版v1.6.0が、9日に公開された。最新版の主な変更点は、非常に多数の恒星が球状に密集している“球状星団”へズームインし、その3D構造を表示できるようになったこと。

 編集部にて試用したところ、さそり座の“M4”“M80”やヘルクレス座の“M13”といった球状星団へズームインできることを確認した。球状星団へズームインする場合は[ナビゲーション]メニューの[天体へ移動]項目で表示できる“天体へ移動”画面に、星団名を入力することですばやく移動可能。なお、星団名を入力する際は“M 4”といったようにアルファベットと数字の間へスペースを挟む必要がある。

地球光に照らされる国際宇宙ステーション

 さらに、地球や木星といった惑星が太陽の光を反射した光で衛星などが照らされる現象を再現可能になったほか、国際宇宙ステーション(以下、ISS)の3Dモデルがより詳細なものに差し替えられた。これにより、宇宙に浮かぶISSの姿をより美しく表示できる。

 また、準惑星“マケマケ”やラグビーボール型の準惑星“ハウメア”が表示可能になり、すべての準惑星を表示可能になったほか、太陽系の小惑星も多数追加されている。そのほか、天体のカタログも更新されている。

 本ソフトは、Windowsなどに対応するフリーソフトで、編集部にてWindows XP/Vistaで動作確認した。現在、作者のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。

【著作権者】
Celestia Development Team
【対応OS】
(編集部にてWindows XP/Vistaで動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.6.0(09/07/09)
 

(長谷川 正太郎)