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個人と仕事 両対応の新「Microsoft Teams」アプリ、Windows 11 バージョン 24H2に搭載へ

複数のアカウントを同時利用できるマルチウィンドウもサポート

「Microsoft Teams」の“統一された新しい”エクスペリエンス

 米Microsoftは3月13日(現地時間)、今秋リリース予定の「Windows 11 バージョン 24H2」に、「Microsoft Teams」の“統一された新しい”エクスペリエンスを導入すると発表した。このエクスペリエンスは、同日リリースされた「Windows 11 Insider Preview」Build 26080(Canary/Dev)をクリーンインストールすると利用可能。既存のプレビュー版「Windows 11」環境でも、「Teams」をv24057.2000.2723.3544へ更新することで体験できる。

 従来の「Teams」は、個人アカウントのアプリと職場・学校アカウントのアプリが分かれていたが、「Windows 11 バージョン 24H2」ではこれが一つに統合される。ユーザーは単一の「Teams」アプリで、個人のアカウントと仕事のアカウントをシームレスに切り替えたり、テナントをまたいで利用できる。会議へ参加する際もアカウントを選択したり、サインインなしで参加可能。個人用と仕事用のアカウントの「Teams」アプリを同時に起動して、タスクバーで切り替えながら利用するマルチウィンドウもサポートされる。

従来は複数の「Teams」アプリを使い分ける必要があった
会議へ参加。アカウントを選択したり、サインインなしで参加できる
個人用と仕事用のアカウントの「Teams」アプリを同時に起動するマルチウィンドウ

 この新しい統合型「Teams」アプリは、間もなく通常のアップデートプロセスを通じて商用ユーザーに提供される予定(4月にプレビュー、5月に一般提供を予定)。当初のアプリ名は「Microsoft Teams (work or school)」のままだが、個人アカウントでもサインインできる。これはいずれ「Microsoft Teams」へ改められるとのこと。

 また、スタンドアロンのコンシューマー向け「Microsoft Teams」アプリはいずれ削除される。