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個人・教育向けは無償の高機能2Dアニメツール「OPTPiX SpriteStudio」v7.0.0が公開

UIフレームワーク一新と64bit化でパフォーマンスが大きく向上

「OPTPiX SpriteStudio」v7.0.0

 (株)CRI・ミドルウェアは4月5日、2Dアニメーション作成ツール「OPTPiX SpriteStudio」v7.0.0を公開した。本アプリはWindows/Macに対応しているが、今回はWindows版のみのリリースとなっている。

 「OPTPiX SpriteStudio」は、汎用の2Dアニメーション作成ツール。ゲームやアプリなどに用いる2Dキャラクターを動かしたり、ゲームでキャラクターが攻撃する際などに展開されるアニメーションエフェクトを作成したり、GUIのアニメーション効果を生成するといった幅広い用途に利用できる。

 作成したアニメーションは「Unity」「Unreal Engine 4」「Cocos2d-x」といったゲームエンジンに組み込んで用いたり、ファイル単体をアニメーションGIF・PNG・WebPやムービーとして出力することが可能。Brushup社が提供しているデザインレビューツール「Brushup」でプレビューすることもできる。

 ライセンスは「Starter」「Academic」「Professional」「Business」の4つが用意されており、個人・インディーゲーム開発向けの「Starter」と教育用途向けの「Academic」は無料。直近会計年度の売上高が5,000万円未満の個人もしくは法人ならば、「Starter」ライセンスが利用できる。

 なお、今回新しいバージョンになっているのは「Professional」と「Business」、「Academic」のみ。個人・インディーゲーム開発向けの「Starter」の新バージョンは追ってリリースされる見込みだ。

 v7.0はv6.xからGUIフレームワークを一新することで、パフォーマンスが大きく改善。起動速度がv6.xの約8倍にまで向上したほか、ファイルの読み込みや各種ダイアログを開く処理にかかる時間が短縮された。

 また、64bit化により4GB以上のメモリが扱えるようになり、より多くの高解像度テクスチャーを扱えるようになった。主要なウィンドウを任意の位置にドック、タブ化できるようになり、レイアウトを柔軟にカスタマイズできるようになったのも利点といえるだろう。

 そのほかにも、フレームコントロールやカーブエディター、アトリビュートウィンドウ、セルマップ、プロジェクトウィンドウなどを改良。カラーピッカーはスクリーンからの色取得、カスタムカラーの登録、HSVによる指定に対応した。また、本バージョンではWindows 11が正式にサポートされている。