ニュース

デスクトップを動画GIFキャプチャーする「ScreenToGif」にタイムラプス機能

たとえばイラストの制作過程の早送り動画に。内蔵のエンコーダーも再設計

「ScreenToGif」v2.26.1

 デスクトップをキャプチャーしてGIFアニメーションを作成できるツール「ScreenToGif」の最新版v2.26が、7月6日に公開された。本バージョンでは、新たにタイムラプス録画がサポートされている。

 “タイムラプス(time lapse)”とは、一定の間隔を空けて撮影した写真をつなぎ合わせて動画を作成する手法。微速度撮影やインターバル動画撮影などと呼ばれることもある。たとえば同じ場所で毎日撮った写真を繋ぎ合わせれば、四季の移り変わりを数分間の早送り動画にまとめられる。時間をギュッと凝縮し、印象深い動画を作成できるわけだ。

 「ScreenToGif」v2.26では1秒当たりのフレーム数(FPS)だけでなく、1分当たり(FPM)や1時間当たり(FPH)のフレーム数を指定できるようになっいる。たとえばペイントソフトで絵を描く過程を10分おきに撮影して後でつなぎ合わせれば、制作過程の早送り動画を簡単に作成できる。

1秒当たりのフレーム数(FPS)だけでなく、1分当たり(FPM)や1時間当たり(FPH)のフレーム数を指定できるように。マニュアルでの指定も可能

 なお、フレームレート(Capture Frequency)は設定画面の[レコーダー]セクションで切り替えが可能。録画画面のフレームレートを調整するスピンボックス(アップダウンボタンで数値を調整するコントロール)右側にあるラベル(“fps”、“fpm”などと表示されている)をクリックすることでも手軽に切り替えられる。

録画画面のスピンボックス右隣のラベルをクリックしてもよい

 さらに、内蔵のエンコーダーが再設計された。新しいエンコーダーは色の量子化方式や透明度が変更可能。編集画面で動画を保存すると、オプションがサイドパネルに現れる。英語だが簡単な説明も追加されているので、シチュエーションに応じて量子化方式を選ぶ際の参考になる。

再設計された内蔵のエンコーダー。編集画面のサイドパネルで色の量子化方式や透明度が変更可能

 「ScreenToGif」は、デスクトップの指定領域を動画キャプチャーし、GIFアニメーションとして保存できるツール。Webカメラの映像や、組み込みのホワイトボードへの描き込みを録画する機能も備える。また、録画した動画を編集する機能も充実しており、動画のカットや2つの動画の結合、リサイズや切り抜き、透かしやテキストの挿入などが行える。動画をAPNG(アニメーションPNG)形式で保存したり、「FFmpeg」を別途ダウンロードしてAVI形式で保存することも可能だ。なお、現在の最新版は7日付けでリリースされたv2.26.1。細かな不具合が修正されている。

ソフトウェア情報

「ScreenToGif」
【著作権者】
Nicke Manarin 氏
【対応OS】
Windows 7以降(編集部にてWindows 10で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
2.26.1(20/07/07)