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REVIEW (09/05/22)

「Microsoft Office」から“Google ドキュメント”を直接開ける「OffiSync」

MS Officeで作成・編集した文書を“Google ドキュメント”で保存・閲覧

「OffiSync」v1.0.0.71
「OffiSync」v1.0.0.71
 「OffiSync」は、「Microsoft Office」をオフィス文書を編集・管理できるオンラインサービス“Google ドキュメント”と連携可能にするアドイン。Windows XP/Vista/7上の「Microsoft Office 2003」および「Microsoft Office 2007」に対応する寄付歓迎のフリーソフトで、本ソフトの公式サイトからダウンロードできる。なお、利用の際はGoogleのアカウントが必要。

 本アドインは、いわば「Microsoft Office」(以下、「MS Office」)を“Google ドキュメント”のクライアントソフトとして利用可能にするもの。「MS Office」で作成・編集したオフィス文書を、“Google ドキュメント”で保存・閲覧できる。“Google ドキュメント”はPCの故障などでファイルが消失する心配がなく、Webを介した共有や配布が容易といった利点があるが、機能と操作性はまだまだ「MS Office」には及ばないし、「MS Office」のほうが使い慣れているユーザーも多いだろう。そこで本アドインを利用すれば、両者の“いいとこどり”ができるわけだ。

 対応するアプリケーションは「Word」「Excel」「PoworPoint」の3つで、導入すると各アプリケーションへ専用のツールバーやリボンが追加され、作成したオフィス文書を“Google ドキュメント”へ直接保存できるようになる。オフィス文書を“Google ドキュメント”へ保存するには、専用のツールバーやリボン上にある[Save your document online]ボタンを押せばよい。

「Word 2003」で作成した文書を“Google ドキュメント”へアップロード   「Word 2003」で作成した文書を“Google ドキュメント”へアップロード
「Word 2003」で作成した文書を“Google ドキュメント”へアップロード

「PowerPoint 2007」で作成した文書を“Google ドキュメント”をアップロード   「PowerPoint 2007」で作成した文書を“Google ドキュメント”をアップロード
「PowerPoint 2007」で作成した文書を“Google ドキュメント”をアップロード

 また、“Google ドキュメント”上の文書をWebブラウザーを利用せずに、直接専用のダイアログから開くことも可能。専用ダイアログ上ではあらかじめアプリケーションによって対応するオフィス文書だけがフィルタリングされる仕組みで、たとえば「Word」からは、DOCファイルやODTファイルなどのみが開けるようになっている。

 さらに、ほかのユーザーとのオフィス文書の共有も本アドインから行えるほか、開いている文書の“Google ドキュメント”におけるURLをクリップボードへコピーするといった機能も備えている。また、独自ドメインで運用している“Google Apps”でも、問題なく利用可能。

 まだベータ版なので、一部の日本語ファイル名が文字化けしてしまう、凝ったレイアウトの文書は“Google ドキュメント”で表示が崩れてしまうといった問題は残っているが、文書のアップロード・ダウンロードの手間が大幅に省けるのはうれしい。


【著作権者】OffiSync
【対応OS】Windows XP/Vista/7
【ソフト種別】フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】1.0.0.71

□OffiSync - Enabling Collaboration
http://offisync.com/
□Google ドキュメント へようこそ
http://docs.google.com/

(柳 英俊)




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