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REVIEW (09/04/27)

在りし日々の記憶をエンドロールで振り返りながら削除するごみ箱「TrashRoll」

捨てた画像をフェードイン・フェードアウトしながらファイル名をスクロール表示

「TrashRoll」
「TrashRoll」
感動的なフィナーレの演出で過去と決別しよう
感動的なフィナーレの演出で過去と決別しよう
 「TrashRoll」は、ドラッグ&ドロップしたファイルの名前や画像のプレビューをエンドロール風に表示したあとでファイルを削除するソフト。Windowsなどに対応するフリーソフトで、編集部にてWindows Vistaで動作確認した。(株)カヤックの運営する開発プロジェクト“BM11”のWebサイトからダウンロードでき、動作にはAdobe AIRが必要。

 ハードディスクの中を漁っていると、別れた恋人や辞めてしまった仕事といった過ぎ去った日々の記憶が、たくさん詰まったファイルに出会うことがある。そのまま取っておいても感傷的になるだけでハードディスク容量の無駄だが、ただ削除するのでは味気なさ過ぎる。そんなとき、本ソフトを使って関連するファイルを一気に削除すれば、感動的なフィナーレの演出で過去と決別できるだろう。

 本ソフトを起動すると、デスクトップ上に再生ボタンがあしらわれた灰色のごみ箱が現れる。このごみ箱へファイルをドラッグ&ドロップすると、ごみ箱の蓋が開くとともに再生ボタンの色が変わり、再生ボタンを押すとエンドロールが始まる仕組み。

 エンドロールが始まるとデスクトップ上が暗転し、“Staff”として役名と俳優名のように並んだファイルの形式名とファイル名が、下から上へとゆっくりスクロールしていく。また、捨てたファイルに画像が含まれていた場合は、背景へ捨てた画像が次々とフェードイン・フェードアウトする。

 さらにMP3ファイルを捨てた場合、エンドロールのBGMとして再生する機能を備える。MP3ファイルは“Staff”としてはクレジットされず、“Music by”としてファイル名と再生時間、ファイルサイズが後半で紹介される仕組み。

 なお、本ソフトで削除したファイルはWindowsの“ごみ箱”に移動するため、そのままでは簡単にファイルを復元可能。過去と決別するため、すぐにWindowsの“ごみ箱”を空にすることをお勧めする。そして、ファイルを削除してできたハードディスクの空き容量へ、新しい生活の記憶が詰まったファイルを保存しよう。


【著作権者】(株)カヤック
【対応OS】(編集部にてWindows Vistaで動作確認)
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】-(09/04/27)

□面白ラボBM11(ブッコミイレブン) 2009
http://bm11.kayac.com/
□Adobe - Adobe AIR
http://get.adobe.com/jp/air/

(長谷川 正太郎)




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