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REVIEW (09/02/20)

ウィンドウの移動・リサイズを強力にサポートする「WinSplit Revolution」

デスクトップを自由に分割して、ウィンドウの表示領域をレイアウト可能

「WinSplit Revolution」v8.07
「WinSplit Revolution」v8.07
座標・サイズの指定はデスクトップ全体を好みの大きさで分割していく感覚
座標・サイズの指定はデスクトップ全体を好みの大きさで分割していく感覚
 「WinSplit Revolution」は、ホットキーやマウス操作であらかじめ指定した領域へウィンドウを再配置可能にするタスクトレイ常駐型のソフト。Windows 2000/XP/Vista/Vista x64に対応する寄付歓迎のフリーソフトで、非商用でのみ利用可能。作者のWebサイトからダウンロードできる。

 本ソフトは、任意のホットキーを押すことで、あらかじめ指定した座標・サイズへウィンドウを移動できる。座標・サイズの指定は、デスクトップ全体の幅・高さに対する割合として%単位で指定する仕組みで、ちょうどデスクトップ全体を好みの大きさで分割しながら、ウィンドウのレイアウトを作成していく感覚だ。解像度の高いモニターで複数のウィンドウをすばやく並べるといった場合に役立つだろう。

 レイアウトの作成は、タスクトレイアイコンの右クリックメニューから[Layout Settings]を選ぶと現れるダイアログ上で行う。1つのホットキーに複数のレイアウトを登録することも可能で、ホットキーを複数回連打することで次々に登録したレイアウトでウィンドウを移動・リサイズさせることができる。

 初期状態のホットキーの組み合わせは、テンキーの位置とウィンドウの移動先が対応しているので覚えやすい。たとえば、[Ctrl]+[Alt]キーとともに、テンキーの右下に位置する[3]キーを押せば、ウィンドウがデスクトップの右下に配置されるといった具合になっており、デスクトップの四辺四方へ直感的にウィンドウを配置することが可能。

[Ctrl]+[Alt]キーを押しながらウィンドウをデスクトップの端へドラッグさせるとレイアウトのプレビューが表示される
[Ctrl]+[Alt]キーを押しながらウィンドウをデスクトップの端へドラッグさせるとレイアウトのプレビューが表示される
 また、マウス操作のほうが得意というユーザー向けに、仮想テンキーウィンドウも用意されている。このウィンドウはタスクトレイアイコンをクリックすることで表示可能で、コンパクトなうえにウィンドウの半透明化にも対応しており、デスクトップに常時表示しておいてもあまり邪魔にならない。さらに、[Ctrl]+[Alt]キーを押しながらウィンドウをデスクトップの端へドラッグさせることでも、ウィンドウを登録済みのレイアウト通りに配置できる。ウィンドウのドラッグ中はリアルタイムでレイアウトのプレビューが可能で、配置後の領域が半透明の青色で塗りつぶし表示される。

 そのほか、[Ctrl]+[Alt]キーとテンキーの[0]キーを押すことで、ウィンドウの表示領域を記憶する機能も備える。再度[Ctrl]+[Alt]+[0]キーを押すと、ウィンドウを記憶した表示領域へ瞬時に移動させることが可能。表示領域の記憶はプロセス単位で行われる仕組みで、[Options]ダイアログからいつでも記憶を削除することもできる。ウィンドウの表示位置やサイズにこだわりのある人にお勧め。

 また、マルチモニター環境において[Ctrl]+[Alt]キーと左右のカーソルキーの組み合わせでウィンドウを隣のモニターへ移動させる機能や、瞬時に2つのウィンドウを並べて表示できる機能なども備えている。


【著作権者】Raphael Lencrerot 氏
【対応OS】Windows 2000/XP/Vista/Vista x64
【ソフト種別】フリーソフト(非商用利用のみ、寄付歓迎)
【バージョン】8.07(08/07/15)

□WinSplit Revolution
http://www.winsplit-revolution.com/

(柳 英俊)




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