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REVIEW (09/02/04)

アスキーアートを自分のキャラクターにできる3Dアバターチャット「Meengr」

殺風景な空間をユーザーが自分勝手にアレンジできるのが面白い

「Meengr」v0.7.0
「Meengr」v0.7.0
 「Meengr」は、広大な仮想世界の中で、自由にアバターを動かしながらほかのユーザーとチャットができる3Dアバターチャットソフト。Windows XP/Vista/7に対応するフリーソフトで、作者のWebサイトからダウンロードできる。なお、本ソフトは現在オープンβテストとして公開されている。

 アバターを利用したチャットサービスは、あらかじめ用意された数種類のアバターから好きなものを選び、少しずつカスタマイズしていくというのが一般的。それに対して本ソフトでは、任意のアスキーアートを紙人形風に立体化し、自分のキャラクターとして設定できるのが特長。さらに、利用の際に面倒な登録作業は一切必要なく、本ソフトを起動し、ニックネームとアバターを設定するだけですぐにプレイできるのがうれしい。

 本ソフトは、1つの広大なフィールドの中に、ログインしているすべてのユーザーが共存する仕組み。フィールドは、基本的に無機質かつ殺風景で建物などは何もないが、好きな場所に好きな画像を並べてみたり、巨大な文字を残しておけるなど、ユーザーが自分勝手にアレンジできるのが面白い。

 通常の発言は、アバター同士が会話しているように吹き出しで表示されるが、特殊なコマンドを入力することで、ほかのユーザーをエネルギー弾で攻撃したり、自分だけが画像や巨大文字を配置できる空間をつくることが可能。そのほかにも、アバターの色を薄くして退席中を表したり、入力した単語の情報を“Wikipedia”から取得して発言するといったさまざまなお楽しみ要素が用意されている。

 画面は縦に3分割されており、一番上の画面でアバターを操作したり、ほかのユーザーの発言を確認できる。中央の画面は、発言履歴を表示する[チャットログ]、フィールドマップを表示する[ワープ]、各種設定を行う[設定]の3つをタブを切り替えて表示する仕組み。また、一番下の画面はメッセージの入力欄となっている。

 フィールド内を快適に移動するための機能も充実しており、[ワープ]タブに表示されるフィールドマップでは、自分の位置を確認できるだけでなく、クリックした位置へ瞬時に移動することが可能。さらに、“カンファレンス”と呼ばれる待ち合わせ場所を作成する機能を備える。カンファレンスは、作成したい場所に移動して[ワープ]タブにある[新規作成]ボタンを押し、名前と説明を入力するだけで作成できる。作成されたカンファレンスは“ワープ”タブのリストで一覧でき、選択すればその位置へ移動する。


【著作権者】Mito Memel 氏
【対応OS】Windows XP/Vista/7
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】0.7.0(09/02/02)

□Meengr - トップページ
http://www19.atwiki.jp/meengr/

(加藤 達也)




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