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REVIEW (09/01/21)

簡単な操作で3Dモデルにポーズをつけられるフリーの3DCGソフト「imocea」

わかりやすいヘルプに沿って操作すれば初心者でも3DCGを作成可能

「imocea」v0.2.5
「imocea」v0.2.5
作成した3Dモデルをレンダリング
作成した3Dモデルをレンダリング
 「imocea」は、モデルの作成からテクスチャーのマッピング、ボーンの設定やレンダリングまで行える総合的な3DCG作成ソフト。Windows XP以降に対応するフリーソフトで、現在作者のWebサイトからダウンロードできる。

 本ソフトにはわかりやすいヘルプが付属しており、3DCG作成の各工程ごとに分けられた解説を順に読みながら操作をすれば、3DCGを最後まで完成させることができる。一通りの機能を備えつつインターフェイスが使いやすいので、3DCG初心者でも手を出しやすいソフトだ。

 機能面では、“プリミティブ”と呼ばれる基本的な図形を使ったモデルの作成をはじめとして、静止画の3DCGを作成するための全工程に対応する。オブジェクトにマテリアル(色や材質)を設定したり、テクスチャーを貼ることができるほか、モデルにポーズをつけるための“ボーン”の作成とモデルへの関連付けが簡単に行える。

 作成したボーンは、“インバースキネマティクス”という方式で人間の関節のように連動させて動かすことが可能。モデルが完成したら、ボタン1つで静止画にすることができ、この際には光源の作成も可能だ。また、3Dモデルは独自のimocea形式に加え、「Metasequoia」のMQO形式や、OBJ/DXF形式で保存、読み書きが行える。

 画面は、左側にオブジェクトを操作するツールバーと作業領域が、右側に各種設定やオブジェクトの一覧が並ぶ構成。作業領域には、3D空間を操作する“モデルビュー”、マテリアルやテクスチャーなどを設定する“UVビュー”、レンダリングを行う“レンダリング”のタブがあり、作業の工程に従って順に利用する。


“UVビュー”でテクスチャーの貼り方を設定   ボーンで作られた“スケルトン”に連動してモデルが動く
“UVビュー”でテクスチャーの貼り方を設定   ボーンで作られた“スケルトン”に連動してモデルが動く


【著作権者】junk 氏
【対応OS】Windows XP以降
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】0.2.5(09/01/06)

□junkshed.net
http://www.junkshed.net/

クロノス・クラウン:柳井 政和




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