REVIEW （08/12/24）

「Flash Drive Reminder」

“Standard version”では、起動時に設定画面が表示される

　「Flash Drive Reminder」は、あらかじめUSBメモリやメモリカードにインストールしておくことで、Windowsの終了時に抜き忘れを警告してくれるソフト。Windows XP/Vistaに対応するフリーソフトで、作者のWebサイトからダウンロードできる。

　PCのデータを離れた場所へ持ち運ぶには、やはりUSBメモリやメモリカードといったフラッシュメモリを使うのがお手軽だ。しかし、出先のPCにフラッシュメモリを挿したはいいものの、抜き忘れてしまうようなことがあれば、情報漏えいのおそれもある。このような事態を未然に防ぐには、「Flash Drive Reminder」を使うのがお勧め。

　本ソフトを使うには、まずダウンロードした圧縮ファイル内にある“Remind.exe”ファイルと“autorun.inf”ファイルをフラッシュメモリのルートにコピーしておく。すると、フラッシュメモリをPCへ差し込んだ際に自動再生画面が表示されるので、本ソフトを選択して起動すればよい。自動再生機能がOFFになっている場合は、マイコンピュータなどからエクスプローラでフラッシュメモリを開き、“Remind.exe”ファイルを実行しよう。

　本ソフトは常駐型ソフトだが、常駐している間はウィンドウをもたず、タスクトレイなどにも表示されない。フラッシュメモリを挿したままWindowsのログオフやシャットダウンなどの操作を行うと、デスクトップ中央に小さなウィンドウが表示され、フラッシュメモリの抜き忘れを教えてくれる仕組み。ウィンドウが表示されると、終了作業がいったん中断し、フラッシュメモリを取り外し可能な状態となる。

　作者のWebサイトでは、起動時に設定画面が表示され、起動と同時にエクスプローラでフラッシュメモリを開くといったオプションを指定できる“Standard version”と、起動時に何も表示されずオプションをもたない“Quiet version”が公開されている。好みや用途に合わせて使い分けよう。

【著作権者】Brad Greco　氏
【対応OS】Windows XP/Vista
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】-

□Welcome to www.bgreco.net
http://www.bgreco.net/

（加藤 達也）