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REVIEW (08/11/13)

PASMOの利用履歴をWebから取得し快適に閲覧・CSVファイルに出力「PASMEMORY」

月ごとの出費の合計を表示できるなど、家計簿をつける際に便利な機能を備える

「PASMEMORY」β
「PASMEMORY」β
 「PASMEMORY」は、首都圏の鉄道・バスで利用できるICカード“PASMO”の利用履歴を閲覧できるソフト。Windowsに対応するフリーソフトで、作者のWebサイトからダウンロードでき、編集部にてWindows Vistaで動作を確認した。なお、動作にはAdobe AIRが必要。また、利用する際には記名したPASMOが必要なほか、(株)パスモの運営する公式サイトで無料の会員登録を行う必要がある。

 “PASMO”は、(株)パスモの運営する公式サイトにて“PASMO履歴照会サービス”の登録を行うことで、過去3カ月分の利用履歴をWeb上で確認することができる。しかし、PASMO履歴照会サービスは、日々の乗車駅・下車駅などの利用内容と残高のみを過去3カ月分まとめて一覧表示する仕組みとなっており、実際の出費を確認する用途には向いていない。また、履歴はWebページ上に表示されるだけでローカルに出力できないため、家計簿をつける際などにデータを活かしにくい。

 本ソフトは、PASMO履歴照会サービスからPASMOの利用情報を取得し、実際の出費を確認しやすいリストを表示するソフト。利用情報はWeb上から取得できるので、“パソリ”などのカードリーダーは不要。また、利用履歴を表示するだけでなく、タブ区切りのテキストファイルに出力する機能も備えており、たとえば「MS Excel」で家計簿をつけている場合などに、出力したファイルをそのまま利用できて便利。

 リストには、日付、利用内容、利用金額が一覧され、画面左上には最新の残額が表示される仕組み。またリストの表示方法は、過去3カ月分すべての一覧と月ごとの一覧を切り替えられる。

 さらに、リストには各項目ごとにチェックボックスが設置されており、チェックを入れた項目の合計金額を自動で計算して表示する機能を備える。このとき、画面左下のボタンを押すことで、すべての項目に一括でチェックを入れられるほか、平日の項目または土日の項目のみに一括でチェックを入れることも可能。ボタンを押すだけで平日に仕事で使った金額と、土日にプライベートで使った金額を分けて計算できる。


【著作権者】(株)アーキタイプ
【対応OS】(編集部にてWindows Vistaで動作確認)
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】β(08/08/08)

□ARCHETYP | アーキタイプ
http://www.archetyp.jp/
□PASMEMORY
http://ow.archetyp.jp/pasmemory/
□PASMO
http://www.pasmo.co.jp/

(加藤 達也)




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