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REVIEW (08/10/27)

タスクトレイに常駐可能なWebアプリ専用ブラウザーを作成「Mango」

作成した専用ブラウザーにはシンプルながらも多彩な機能が用意されている

「Mango」v1.52
「Mango」v1.52
アドレスバーやツールバーのないシンプルなウィンドウで各種Webアプリケーションを表示
アドレスバーやツールバーのないシンプルなウィンドウで各種Webアプリケーションを表示
 「Mango」は、各種Webアプリケーションを単体のソフトとして利用可能にするソフト。Windows XP/Vistaに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、作者のWebサイトからダウンロードできる。なお、動作には.NET Framework 2.0が必要。

 通常はWebブラウザー上で利用する“Gmail”や“Google カレンダー”といった各種Webアプリケーションを、アドレスバーやツールバーのないシンプルなウィンドウで表示する。ブラウザー画面はIEコンポーネントを利用する仕組みで、ウィンドウをタスクトレイに格納できるのが特長。

 ウィンドウ化したWebアプリケーションは、独自形式のファイルとして保存することができ、次回からファイルをダブルクリックするだけでWebアプリケーションにアクセスできる。さらに、本ソフトがインストールされていない環境でも利用可能なEXEファイルを、簡単な操作で作成可能。

 “Gmail”“Google カレンダー”“Windows Live Hotmail”“YouTube”など一般的なWebアプリケーションについては、作者が用意した独自形式のファイルが公開されており、ソフト上からダウンロードしてすぐに利用できる。公開されているファイルの中には、それぞれのアプリケーションを快適に利用できるようにツールバーやタスクトレイアイコンの右クリックメニューがカスタマイズされているものもある。

 オリジナルの専用ブラウザーの作成方法は簡単で、WebアプリケーションのURLと任意の名前を入力するだけ。また、任意のPNG画像をウィンドウのタイトルバーやタスクトレイに表示するアイコンとして設定できるほか、ウィンドウの起動時に表示するスプラッシュスクリーンを設定することも可能。

 作成した専用ブラウザーには、シンプルながらも多彩なオプションが用意されており、右クリックメニューのON/OFF、多重起動の許可・不許可、外部リンクをほかのWebブラウザーで開くかどうかなどを指定できるほか、パスワードでロックをかけてWebアプリケーションにアクセスできないようにしたり、フルスクリーン表示が可能。また、ウィンドウをフルスクリーンかつ最前面表示にしてホットキーで解除しない限り閉じられない“Kiosk Mode”を使えば、PCを簡易的に店舗などへ設置する情報端末のようにできる。


【著作権者】impact.software 氏
【対応OS】Windows XP/Vista
【ソフト種別】フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】1.52(08/10/26)

□mango.browser - Mango Site Specific Browser
http://mango.browser.googlepages.com/

(加藤 達也)




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