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NEWS (08/10/22 17:00)

サンプラーや新シンセを搭載した無償で使える統合音楽制作ソフト「MU.LAB」v2

ドラッグ&ドロップによる音声・MIDIの登録が可能になるなど使い勝手も向上

「MU.LAB」v2.02
「MU.LAB」v2.02
 アナログ系シンセ音源を搭載し、VSTプラグインやASIOドライバーに対応した統合型の音楽制作ソフト(DAW)「MU.LAB」v2.0が18日に公開された。同作者製の無料DAW「MU.LAB Free」のメジャーバージョンアップ版で、v2.0から49ユーロのシェアウェアとなったが、トラック数が6つ、ミックスダウンが16ビットに制限されるフリー版としても利用可能。現在は不具合修正などが施されたv2.0.2が公開されている。

 「MU.LAB Free」v1.0からの主な変更点は、2種類のサンプラー“Sampla”“MultiSampla”と新しいシンセ“Synthia”が搭載されたこと。また、従来から搭載されているシンセ“MuSynth”も改良され、ファットな音が出せるようになっている。


“Sampla”
“Sampla”
 2種類のサンプラーのうち“Sampla”は、1つのWAVE/Ogg Vorbisファイルを音程に合わせてピッチシフトし、音源とするタイプのサンプラー。音の減衰をカスタマイズするエンベロープや、ハイパス・ローパスなどの切り替えなどが可能なフィルターを備えている。


“MultiSampla”
“MultiSampla”
 また、“MultiSampla”は、音程ごとに異なるWAVE/Ogg Vorbisファイルを割り当てられるタイプのサンプラー。1つの音程に複数の音声を割り当て、入力されたベロシティーによって発音する音声を切り替えたり、複数の音程に1つの音声を割り当て、ピッチシフトして発音することも可能。


“Synthia”
“Synthia”
 “Synthia”は、音の基本となるオシレーターで生成する波形をマウスで自由に描くことができるシンセサイザー。生成した波形にフィルターやエコーなどのエフェクトをかけることが可能で、18種類のプリセットを搭載している。

 そのほか、これまで2つのウィンドウに分割されていた、シンセやエフェクトをコントロールする“Rack”画面とメイン画面が1つのウィンドウに統合された。また、ドラッグ&ドロップによる音声・MIDIファイルの登録が可能になるなど、使い勝手も向上している。

 本ソフトは、Windows NT/2000/XP/Vistaに対応しており、現在作者のWebサイトからダウンロードできる。


【著作権者】MUTOOLS
【対応OS】Windows NT/2000/XP/Vista
【ソフト種別】シェアウェア 49ユーロ
【バージョン】2.02

□MUTOOLS.com
http://www.mutools.com/
□窓の杜 - 【NEWS】アナログ系シンセ音源を搭載したVST・ASIO対応の無料DAWソフト「MU.LAB Free」
http://www.forest.impress.co.jp/article/2008/01/16/mulab.html

(長谷川 正太郎)




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