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NEWS (08/09/10 20:05)

Greasemonkeyスクリプトを「Google Chrome」で利用可能にする「Greasemetal」

“AutoPagerize”など魅力的なスクリプトを「Google Chrome」で利用できる

「Google Chrome」で「oAutoPagerize」を使用した例
“AutoPagerize”など魅力的なスクリプトを「Google Chrome」で利用できる
 サイボウズ・ラボ(株)は10日、Greasemonkeyスクリプトを「Google Chrome」で利用可能にするソフト「Greasemetal」を公開した。Windowsに対応するフリーソフトで、編集部にてWindows XP/Vista上の「Google Chrome」v0.2.149.29で動作を確認した。現在、同社のラボサイト“31tools.com”からダウンロードできる。

 「Greasemonkey」とは、特定のドメインやURLを開いた際に指定したJavaScriptを実行できる「Firefox」用の拡張機能。Webページ内のフォントを任意のフォントへ強制的に変更したり、Webページの不要部分を削除して見栄えをよくするなどの使い方ができる。たとえば、弊誌でも過去に紹介したGreasemonkey用スクリプト「AutoPagerize」を利用すれば、複数ページにわたるWebページをスクロールするだけで次々と表示することが可能。

 「Greasemetal」は、このGreasemonkey用のスクリプトをGoogle製のWebブラウザー「Google Chrome」で利用できるようにするソフト。ただし、すべてのスクリプトを利用できるわけではなく、“GM_”という文字列で始まるGreasemonkey独自の関数を利用しているスクリプトには非対応。また現在のところ、導入したJavaScriptを管理するGUIなどは備えていない。

 使い方は、まず起動中の「Google Chrome」を終了し、本ソフトをインストールしする。するとWindows XPの場合は、“C:\Document and Setting\ユーザー名\My Documents\userjs”というフォルダが、Windows Vistaの場合は“C:\Users\ユーザー名\Documents\userjs”というフォルダが作成される。

 この“userjs”フォルダ内に、任意のスクリプトファイル(*.js)をコピーし、あとは「Greasemetal」を起動すると、自動的に「Google Chrome」も起動され、導入したスクリプトを実行できるようになる仕組み。Greasemonkeyスクリプトを利用する場合は、毎回「Greasemetal」から起動する必要がある。

 なお、編集部にて試用したところ、「Firefox」向けに公開されているGreasemonkeyスクリプト「AutoPagerize」は“GM_”関数を使用しているため動作しなかった。代わりに「Safari」向けに改良された「oAutoPagerize」が動作することを確認した。「oAutoPagerize」は下記URLからダウンロードできる。


【著作権者】サイボウズ・ラボ(株)
【対応OS】(編集部にてWindows XP/Vistaで動作確認)
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】0.1(08/09/10)

□Greasemetal - an Userscript Runtime for Google Chrome
http://greasemetal.31tools.com/
□サイボウズ・ラボ
http://labs.cybozu.co.jp/
□AutoPagerize_opera改め、Opera専用oAutoPagerize - 0x集積蔵(「oAutoPagerize」のダウンロードページ)
http://d.hatena.ne.jp/os0x/20071202/oautopagerize
□窓の杜 - 【NEWS】複数ページにわたるWebページをスクロールだけで次々と表示「AutoPagerize」
http://www.forest.impress.co.jp/article/2008/01/16/autopagerize.html

(久保 望)




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