「Becky!」v2.48、送信前の宛先確認で特定ドメインやアドレスを除外可能に

例外リストを利用することで社外宛てに送信する場合のみ確認することができる

「Becky! Internet Mail」v2.48

　（有）リムアーツは31日、定番メールソフト「Becky! Internet Mail」（以下、「Becky!」）の最新版v2.48を公開した。本バージョンでの主な変更点は、メール送信直前の宛先確認で、あらかじめ指定しておいた特定のドメインやメールアドレスを確認の対象から除外できるようになったこと。

　「Becky!」は、メールの送信直前に宛先や件名をダイアログで確認できる機能を備えている。この機能を利用することで、件名の入力忘れや宛先間違い、Cc/Bccの指定ミスなど、メール送信時に起こりやすいミスをできる限り防ぐことができる。しかし従来は、宛先の確認機能を利用するか否かという設定しかできなかったため、送信相手が誰であろうと必ず確認ダイアログが表示されていた。

　今回の仕様変更では、この確認ダイアログを表示させないための“例外アドレス”を、特定のドメインやメールアドレス単位で複数指定できるようになった。これにより、たとえば社内のドメインを登録しておけば、社外宛てのメール送信時にのみ確認ダイアログを表示させるといった使い方が可能になる。

　そのほか、“全般的な設定”内にある“送信箱から送信”の標準値が“それぞれのメールボックスのSMTPサーバーを使用して、すべての送信箱から送信”に変更された。

　また、添付ファイルの名前が文字化けすることがある問題や、特定の状況で添付ファイルを削除した際に「Becky!」が強制終了してしまう問題、IMAP4サーバー上のフォルダからローカルのメールフォルダにメールを移動・コピーするとフラグ設定が初期化される問題など、いくつかの不具合も修正されている。

　本ソフトは、Windows 95/98/Me/NT 4.0/2000/XP/Vistaに対応するシェアウェアで、価格は4,200円（税込み）。現在、作者のホームページや、窓の杜ライブラリからダウンロードできる。

【著作権者】（有）リムアーツ
【対応OS】Windows 95/98/Me/NT 4.0/2000/XP/Vista
【ソフト種別】シェアウェア 4,200円（税込み）
【バージョン】2.48.00（08/07/31）