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REVIEW (08/07/08)

シンプルながら数多くの機能を備える軽快テキストエディター「mEditor」

タブ切り替え型のテキストエディターとしても利用可能

「mEditor」v0.0.0.856
「mEditor」v0.0.0.856
オプション画面では拡張子別の色分けやキーカスタマイズが可能
オプション画面では拡張子別の色分けやキーカスタマイズが可能
 「mEditor」は、シンプルな見た目ながら数多くの機能を備えるSDI形式のテキストエディター。Windows XPに対応するフリーソフトで、編集部にてWindows Vistaでの動作も確認した。作者のWebサイトからダウンロードできる。

 馴染みやすいユーザーインターフェイスで、一見するとシンプルなテキストエディターにも見えるが、拡張子別の色分け、正規表現対応の検索・置換・GREP、Unicode対応、キーボードマクロ、カラー印刷、キーカスタマイズなど、基本的な編集機能などはしっかりと備えている。

 「mEditor」はSDI形式のインターフェイスだが、開いているすべてのウィンドウをタブ化させ、タブ切り替え型のテキストエディターとして利用することも可能。最近ではこのようなタブ切り替え型のインターフェイスは、SDI(Single Document Interface)やMDI(Multiple Document Interface)と区別して“TDI(Tabbed Document Interface)”と呼ばれており、本ソフトはSDI/TDIを自由に切り替えられる仕組みだ。

 さらに、さまざまな文字列処理を自動化できるマクロや、プログラミングに便利な単語補完、アウトラインといった機能も搭載。マクロエンジンにはWSHが採用されているため、VBScriptやJavaScriptを利用可能。また、マクロは「EmEditor」との互換も図られており、「EmEditor」用に作成されたマクロを本ソフトでも利用できる可能性がある。

 単語補完機能では、文字列の入力中に[Ctrl]+スペースキーを押すと、カーソル付近へ編集中のテキストに含まれる単語から候補がリストアップされる。このとき、続けて文字を入力するたびに補完候補が絞り込まれていく仕組みで、あとは任意の単語を選択した状態で[Enter]キーを押せばテキスト内に挿入できる。

 アウトライン機能は、テキスト内の行頭の空白の数やソースコードの関数名、またはピリオド“.”などの任意の文字を元に解析し、画面の左側や右側にツリー形式で階層表示することが可能。


検索・置換のほかGREP検索でも正規表現を利用可能   テキスト入力を簡略化できる単語補完や任意の文字を元に階層表示できるアウトライン機能も搭載
検索・置換のほかGREP検索でも正規表現を利用可能   テキスト入力を簡略化できる単語補完や任意の文字を元に階層表示できるアウトライン機能も搭載


【著作権者】Kuro 氏
【対応OS】Windows XP(編集部にてWindows Vistaでの動作も確認)
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】0.0.0.856(08/07/06)

□Haijin Boys Online
http://www.haijin-boys.com/weblog/

(久保 望)




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