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NEWS (08/05/12 16:10)

電子マネーの利用明細を家計簿ソフトへ簡単インポート「FeliCa2Money」

Edy/Suica/ICOCAなどの利用履歴を「MS Money」の電子明細ファイルへ変換

「FeliCa2Money」v2.7.1
「FeliCa2Money」v2.7.1
 
“Suica”などのデータを変換した際は駅・店舗IDがそれぞれ駅名・店舗名に自動で変換される
“Suica”などのデータを変換した際は駅・店舗IDがそれぞれ駅名・店舗名に自動で変換される
 “FeliCa”対応の電子マネーの利用明細をワンクリックで「Microsoft Money」(以下、「Money」)にインポートできるソフト「FeliCa2Money」v2.7.1が、4月20日に公開された。Windows 2000/XP/Vista/XP x64/Vista x64に対応するフリーソフトで、現在作者のホームページからダウンロードできる。なお、動作には.NET Framework 2.0以降が必要。

 「FeliCa2Money」は、“FeliCa”対応の電子マネーカードの利用明細を読み取り、OFXファイルに変換できるソフト。OFXファイルとは個人資産管理ソフト「Money」において標準で用いられている電子明細ファイルの形式で、「家計簿,出納簿ひかる」「Let's家計簿」などでも利用可能。家計簿の記帳の手間が大幅に省けるので、家計簿をつけることによく挫折してしまう人などにぴったりだ。

 対応する電子マネーカードは、“Edy”“nanaco”“WAON”“Suica”“ICOCA”などで、別途FeliCaリーダー“パソリ”や、“FeliCaポート”を搭載したPCなどが必要。編集部にて、FeliCaリーダー“RC-S320”や、FeliCaポートを搭載するノートPC“VGN-TZ90NS(VAIO typeT)”を用いて動作確認した。

 使い方は簡単で、FeliCaリーダーにカードをかざして、本ソフト上でカードの種類に応じたボタンを押すだけ。あらかじめ設定画面で“起動後にOFXファイルを自動的に起動する”オプションをONにしておけば、変換後に自動で「Money」が起動して、電子明細ファイルをインポートできる。

 さらに“Suica”などのデータを変換した際、駅・店舗IDが駅名・店舗名に自動で変換されるので、たとえば“○○駅のコンビニで500円分購入した”“△△駅から××駅までのグリーン券を購入した”などといった情報が自動で入力されて便利だ。また、オンラインバンクなどからダウンロードしたCSV形式の取引明細データをOFX形式に変換することも可能で、ソニー銀行やイーバンク銀行などの取引明細データに対応している。

 なお、本ソフトで変換したOFXファイルが「家計簿,出納簿ひかる」「Let's家計簿」などの家計簿ソフトでは読み込めないことがある。これは、家計簿ソフトが最新のOFXファイルの形式に対応していないため。その場合は、本ソフトの設定画面で“Ver 2.0 の OFXファイル(XML)を生成する”のチェックを外しておこう。


【著作権者】村上 卓弥 氏
【対応OS】Windows 2000/XP/Vista/XP x64/Vista x64
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】2.7.1(08/04/20)

□FeliCa2Money
http://felica2money.tmurakam.org/
□窓の杜 - 【NEWS】MS、資産管理ソフトの最新版「Microsoft Money Plus Edition」の体験版を公開
http://www.forest.impress.co.jp/article/2007/09/27/msmoneyplus.html
□窓の杜 - 家計簿,出納簿ひかる
http://www.forest.impress.co.jp/lib/home/house/housekeep/hikaru.html
□窓の杜 - Let's家計簿
http://www.forest.impress.co.jp/lib/home/house/housekeep/letskakeibo.html

(柳 英俊)




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