「W-ZERO3 Maps」v1.1.0.0 Beta

　PCに接続したW-ZERO3をGPS代わりに利用して現在位置を取得・表示できるソフト「W-ZERO3 Maps」v1.1.0.0 Betaが、22日に公開された。Windows XP/Vistaに対応するフリーソフトで、編集部にてWindows VistaとAdvanced/W-ZERO3[es]の組み合わせで動作を確認した。現在、作者のホームページからダウンロードできる。なお、動作には.NET Framework 2.0が必要。

　「W-ZERO3 Maps」は、PCに接続したW-ZERO3を使い、PHSの位置情報サービスを利用して現在位置を確認できるソフト。PHSの位置情報は、最寄りの基地局から現在位置を判定する仕組みのためGPSに比べると大幅に精度が劣るが、PC上で地図を表示すればW-ZERO3で表示するより広範囲を見渡せるため、十分実用的に利用できるだろう。

　使い方は簡単で、W-ZERO3をモデムモードに設定した状態でPCへ接続し、本ソフト上でCOMポート番号を指定して［接続］ボタンをクリックすると、現在位置の郵便番号と緯度および経度が表示される仕組みだ。

　現在位置の取得後に［Google］または［Mapion］のボタンをクリックすると、Windows既定のWebブラウザーでオンライン地図サービスの“Google マップ”または“マピオン”を利用して、現在地周辺の地図を表示することが可能だ。さらに、任意のキーワードを利用して、Google マップによる周辺施設検索もできる。

　そのほか、W-ZERO3の電波強度や接続可能な基地局数の表示、接続可能な基地局の一覧表示といった機能も用意されている。なお、地図を表示する際のインターネット接続手段としてW-ZERO3を利用する場合、現在位置の取得後に［切断］ボタンをクリックしてCOMポートを開放してからダイヤルアップする必要があるので注意しよう。

【著作権者】techno　氏
【対応OS】Windows XP/Vista
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】1.1.0.0 Beta（08/04/22）

□trial and error
http://techno-st.net/
□W-ZERO3 Maps 1.1.0.0 Beta 公開 - trial and error
http://techno-st.net/2008/04/wzero3_maps_1100_beta.html

（霧島 煌一）