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NEWS (08/02/19 15:20)

MS、文書にCreative Commonsライセンスを埋め込むOffice 2003用アドインを公開

ウィザード形式でライセンス種別を選択し、リンク付きのロゴ画像を埋め込める

「Creative Commons Add-in for Microsoft Office」v1.0.1
「Creative Commons Add-in for Microsoft Office」v1.0.1
ライセンスを示すロゴ画像と文章が挿入されるほか、ファイルのプロパティにもライセンス情報が埋め込まれる
ライセンスを示すロゴ画像と文章が挿入されるほか、ファイルのプロパティにもライセンス情報が埋め込まれる
 Microsoft Corporationは14日、Office文書にCreative Commonsライセンスを埋め込める「MS Office」XP/2003用アドイン「Creative Commons Add-in for Microsoft Office」v1.0.1を公開した。Windows XP/Server 2003に対応するフリーソフトで、現在同社のダウンロードセンターからダウンロードできる。動作には.NET Framework 1.1が必要。なお編集部にて動作確認したところ、「MS Office」2007にはインストールできなかった。

 Creative Commonsライセンス(以下、CCライセンス)とは、著作物の利用条件を分かりやすく表示することで、著作権を保持しながら一定条件下での二次利用を許諾できるライセンス。商用利用や改変の可否などによってライセンスの種別が分かれており、たとえば写真共有サイトの“Flickr”では、公開した写真の二次利用の条件などをCCライセンスで示すことができる。

 「Creative Commons Add-in for Microsoft Office」は、このCCライセンスを「Word」「PowerPoint」「Excel」で作成中の文書に埋め込めるアドイン。ライセンスはロゴ画像と文章で示され、ロゴなどをクリックするとWebブラウザーでCreative Commons公式サイトを開いて選択したライセンスの詳細を確認することが可能だ。

 文書にCCライセンスを埋め込むには、各オフィスアプリケーションの[ファイル]メニューから[Creative Commons]を選択するとウィザードが起動するので、商用利用や改変の可否などを選択すればよい。また、“Jurisdiction of your license”というプルダウンリストはライセンスの管轄地を選択するものなので、通常は“Japan”を選ぶとよいだろう。

 ライセンスを示すロゴなどは、「Word」の場合はカーソル位置に、「PowerPoint」では文書末尾に、「Excel」では新規シートに埋め込まれる。さらに、文書のプロパティにもユーザー設定項目としてCCライセンスの情報が埋め込まれる仕組み。


【著作権者】Microsoft Corporation
【対応OS】Windows XP/Server 2003
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】1.0.1(08/02/14)

□Download details: Office Add-in: Creative Commons Add-in for Microsoft Office
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyID=113b53dd-1cc0-4fbe-9e1d-b91d07c76504&DisplayLang=en
□Creative Commons Japan - クリエイティブ・コモンズ・ジャパン
http://www.creativecommons.jp/

(中村 友次郎)




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