使い勝手が大幅に向上したThunderbird用スケジューラー拡張「Lightning」v0.7

Todayペインが右側へ移動し、メールとスケジュールの表示切り替えボタンが追加

「Lightning」v0.7

スケジューラー画面

　米Mozilla Foundationは25日（現地時間）、メールソフト「Thunderbird」にスケジュール管理機能を追加できる拡張機能「Lightning」の最新版v0.7を公開した。「Thunderbird」v1.5以降に対応する寄付歓迎のフリーソフトだが、日本語版Windows上の「Thunderbird」v1.5では正常動作しないとのこと。編集部にてWindows XP/Vista上の「Thunderbird」v2.0.0.6で動作確認した。現在、Mozilla Foundationのホームページからダウンロードできる。

　最新版のv0.7ではデザインが見直され、使い勝手が大幅に向上している。前バージョンのv0.5では、直近の予定やToDoを表示する“Today”ペインがツリーペインの下へ表示されていたため、常に表示しているとメールフォルダの表示領域を圧迫してしまうという欠点があった。v0.7では“Today”ペインが画面右側に表示されるようになり、メールフォルダの表示領域を圧迫しないうえ、予定などが見やすくなっている。また、ツールバーのカスタマイズから“Today”ペインの表示・非表示を切り替えるボタンを追加することも可能だ。

　さらにツリーペインの下部へ、メール画面とスケジューラー画面を切り替えるボタンが追加された。また、スケジューラー画面を表示した際はツールバー上のメール関連ボタンが非表示になり、代わりにスケジュール表を月間や週間表示などに切り替えるボタンや、予定の新規作成ボタンが表示されるようになった。

「Sunbird」v0.7

　そのほかMozilla Foundationは同日、「Lightning」の単体動作版となるスケジュール管理ソフト「Sunbird」v0.7を公開した。こちらはWindows 98/Me/NT 4.0/2000/XP/Server 2003/Vistaに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在Mozilla Foundationのホームページからダウンロードできる。

【著作権者】Mozilla Calender Project
【対応OS】（編集部にてWindows XP/Vistaで動作確認）
【ソフト種別】フリーソフト（寄付歓迎）
【バージョン】0.7（07/10/25）