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NEWS (07/10/24 16:50)

HDD分散書き込みで負荷を抑えられるゲーム用動画キャプチャーソフト「Dxtory」

デュアル・クアッドコアCPUやSSSE3にも対応し高パフォーマンスでキャプチャー可能

「Dxtory」v1.0.18
「Dxtory」v1.0.18
「Dxtory」v1.0.18
 複数HDDへの分散書き込みによりシステム負荷を抑えながらゲームを動画キャプチャーできる「Dxtory」v1.0.18が、3日に公開された。Windows 2000/XP/Vistaに対応する32米ドルのシェアウェアで、現在作者のホームページからダウンロードできる。動作には.NET Framework 2.0が必要。なお、試用中はキャプチャーした動画に、本ソフトでキャプチャーしたことを示す字幕が描き込まれる。

 3Dゲームなどを動画でキャプチャーする場合、大量のデータをHDDに書き込む必要があるためシステムに負荷がかかり、ゲームの動作が重くなったり、キャプチャーした動画がコマ落ちすることがある。

 「Dxtory」はこのような問題を減少させるため、キャプチャーした動画データを複数のHDDに分散して書き込み、システムへの負荷を抑えられるのが特長だ。さらに、デュアル・クアッドコアCPUに対応するマルチスレッド処理や、IntelのCore 2 Duoなどに搭載されている拡張命令セット“SSSE3”への対応などにより、高いパフォーマンスで動画キャプチャーができる。そのほか、音声の同時キャプチャーも可能。

 キャプチャー可能なゲームの種類は、DirectX 7/8/9およびOpenGL 1.0で描画されたもの。基本的な使い方は一般的なゲーム用の動画キャプチャーソフトと同様で、本ソフトを起動してからキャプチャー対象のゲームを起動し、あらかじめ指定したホットキーを押すだけでよい。キャプチャー中はゲーム画面の左上など指定した位置にキャプチャー状況が表示される。

 分散書き込みを行う場合は、動画の保存先フォルダを指定するときに、ドライブの異なる複数のフォルダを指定すればよい。このとき各フォルダへの書き込み速度を設定する必要があるが、内蔵のベンチマーク機能により最適な値を自動設定できる。

 また、本ソフトのキャプチャー形式はAVIが基本だが、分散書き込みを設定した場合は独自の“RawCap”形式も選べる。これはデジカメのRAW画像と同様に、そのままでは再生できないが、同梱のコンバーターでAVI形式に変換できるという形式。キャプチャー時にリアルタイムで行う処理を減らすことで、キャプチャーのパフォーマンスを向上させる仕組みだ。

 そのほか、ゲームの画面を縮小してキャプチャーするスケーリング機能や、指定した画面範囲だけをキャプチャーするクリッピング機能を備えている。これらの機能を利用することでキャプチャーするデータ量が減り、さらなるパフォーマンス向上が見込めるので、最終的な出力サイズが決まっている場合は積極的に利用するとよいだろう。


【著作権者】ExKoder 氏
【対応OS】Windows 2000/XP/Vista
【ソフト種別】シェアウェア 32米ドル
【バージョン】1.0.18(07/10/03)

□Dxtory.com | ホーム
http://dxtory.com/home-ja.html

(中村 友次郎)




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