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NEWS (07/06/04 20:10)

各種CUI型コマンドをダイアログ上でオプション指定して手軽に実行「PCK」

複数のCUI型コマンドを組み合わせて連続実行することも可能

「PCK」v2.2.2.0
「PCK」v2.2.2.0
複数のコマンドを組み合わせて実行可能
複数のコマンドを組み合わせて実行可能
 Windowsの「コマンド プロンプト」などで動作する各種CUI型コマンドを、ダイアログ上から簡単に実行できるようにするツール集「PCK」v2.2.2.0が、4月23日に公開された。Windowsに対応するフリーソフトで、編集部にてWindows XPで動作確認した。現在作者のホームページからダウンロードできる。

 「PCK」は、「コマンド プロンプト」上でオプション指定して実行するタイプのプログラム(以下、コマンド)を、ダイアログによるGUIで利用できるようにするツール集。各コマンドに用意された複雑なオプションを覚える必要がなく、ダイアログ上でオプションの説明を参照しながら、ラジオボタンやチェックボックスで簡単にオプションを指定できるのが特長だ。

 用意されているツールは、「dir」「sort」「find」などWindows標準のコマンドを実行するものや、「grep」「uniq」「ls」などUNIX由来のコマンドを実行するもの、「Perl」「Ruby」「python」といったスクリプト言語を呼び出すものなど、30種類以上にもおよぶ。そのなかから任意のツールをスタートメニューやデスクトップに登録して利用可能だ。なお、UNIX由来のコマンドはほとんどが本ソフトに同梱されているが、「grep」「sed」など一部は別途ダウンロードする必要があり、入手先は本ソフトのヘルプに記されている。

 各ツールを起動したら、ダイアログ上でコマンドごとのオプションを指定して[実行]ボタンを押せば、結果を任意のファイルへ出力してテキストエディターで開いたり、クリップボードへコピーできる。テキストを処理するツールの場合は、処理対象をクリップボードやファイルから指定可能だ。指定したオプションを保存して、次回起動時に再利用することもできる。

 また、複数のコマンドを自由に組み合わせて連続実行できるのも特長。複数コマンド管理用のツール「pipe line」を起動し、各種コマンドの一覧ウィンドウからメイン画面へアイコンをドラッグ&ドロップすれば、入力したテキストを複数のコマンドで順番に処理したり、最初のコマンドの実行結果を別のコマンドで処理するといった高度な処理が可能となる。

 そのほか、各ツールや「pipe line」で設定したコマンドやオプションの内容はバッチファイルとして保存できるため、ダイアログを表示せずに各種コマンドを自動実行することも可能だ。


【著作権者】(株)ロングテール
【対応OS】(編集部にてWindows XPで動作確認)
【ソフト種別】フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】2.2.2.0(07/04/23)

□Longtail Co., Ltd.
http://www.longtail.co.jp/

(中村 友次郎)




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