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NEWS (07/05/09 20:40)

多数の新機能を搭載した「VMware Workstation」v6.0の英語版が公開

マルチモニターやUSB 2.0に対応し、「VNC」との連携機能などを搭載

「VMware Workstation」v6.0 英語版
「VMware Workstation」v6.0 英語版
「VNC」を利用して仮想PCをリモートから操作できるようになった
「VNC」を利用して仮想PCをリモートから操作できるようになった
 VMware, Inc.は9日、仮想PC作成・実行ソフト「VMware Workstation」v6.0の英語版を公開した。Windows 2000/XP/Server 2003/Vista/XP x64/Server 2003 x64/Vista x64上で動作する189米ドルのシェアウェアで、30日間の試用期間中は全機能を利用可能。現在、同社のホームページからダウンロードできる。なお同社によると、日本語版の公開については日程が確定次第、同社の日本語サイトで告知するとのこと。

 「VMware Workstation」は、インストールしたPC上に“仮想PC”を作成し、仮想PC上で別のOSを動作させられる仮想PC作成・実行ソフト。v6では仮想PCおよび本ソフトをインストールする“ホストPC”の双方で、Windows Vistaへ正式に対応した。

 また、仮想PC上でマルチモニターに対応し、ホストPCに接続された2台目以降のモニターを利用できるようになった。仮想PCからホストPCに接続されたUSB機器を利用する機能では、USB 2.0に対応し高速なデータ転送を実現した。さらに、1つの仮想PC上で利用できるメモリーの上限が、3.6GBから8GBへと引き上げられている。

 なお、これら仮想PCの動作に関する新機能を利用するには、v6で作成した新しいファイル形式の仮想PCが必要。v4/5形式の仮想PCをv6形式に変換することも可能で、このとき旧形式の仮想PCを残したまま、複製してv6形式の仮想PCを作成することもできる。

 また、仮想PCを「VNC」のサーバーとして動作させることにより、ネットワーク上の他PCから「VNC」クライアントを利用して仮想PCを操作する機能が追加された。そのほか、ホストPCと仮想PCの間で、コピー&ペーストやドラッグ&ドロップでテキストやファイルをやり取りする機能が、WindowsとLinuxという異なるOS間でも利用可能になった。

 さらに、実在するハードディスクを仮想PCへと変換する機能、「Visual Studio」などの開発環境と連携して開発中のプログラムを仮想PC上でデバッグする機能など、多数の新機能が搭載されている。

【22:35追記】
 また同日9日、仮想PC実行専用のフリーソフト「VMware Player」v2.0が正式公開され、こちらもWindows VistaやUSB 2.0に対応した。現在、同社のホームページからダウンロードできる。変更点の詳細は、下記URLにあるβ版公開時の記事を参照してほしい。なお、「VMware Workstation」v6.0には「VMware Player」v2.0が同梱されているため、別途ダウンロードする必要はない。


【著作権者】VMware, Inc.
【対応OS】Windows 2000/XP/Server 2003/Vista/XP x64/Server 2003 x64/Vista x64
【ソフト種別】シェアウェア 189米ドル
【バージョン】6.0.0 build-45731(07/05/09)

□VMware: Virtualization, Virtual Machine & Virtual Server Consolidation - VMware
http://www.vmware.com/
□VMware - Virtualization Software(日本語版サイト)
http://www.vmware.com/ja/
□窓の杜 - 【NEWS】Windows Vistaに対応した「VMware Player」v2.0のβ版が公開
http://www.forest.impress.co.jp/article/2007/04/23/vmwareplayer2beta.html

(中村 友次郎)




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