好きな写真を使ったオリジナルディスクケース。紙製なのでプラスティックケースほどかさばらないのがいいですね

　普段、プラスチックケースなしで50/100枚単位で販売されているCD/DVDディスクを使っていると、タイトルやデータ内容を油性ペンでディスクへ直接書き込むことも少なくありません。自分だけで使うバックアップ用のディスクならいいのですが、不意に誰かへ差し上げることになると、せめて見栄えのする簡易ケースでもあれば……とちょっと慌ててしまいます。ということで今回は、紙製のオリジナルディスクケースを作成できる「CD/DVD cover」をご紹介します。

　完成すると、12cm四方のディスクケースになります。ジャケットには、デジカメ写真など好きな画像を利用でき、表示サイズや位置の指定も可能です。ジャケットの裏面は、弧を描いた蓋4枚で構成され、そのうちの1枚にディスクのタイトルや収録内容を記すこともできます。

本作品はWebページ上で画像を指定すると、型紙が画像として表示されます

　本作品は今までに紹介したペーパークラフトと違い、一風変わった方法で型紙データを手に入れます。まず、作者サイト内にある本作品の紹介ページ“Create a personalized CD/DVD cover”へアクセスしたら、ページ中央辺りにある［参照］ボタンをクリックして、ジャケットに利用したい画像を自分のパソコン内から指定しましょう。

　画像を指定したら、次に“Center（中央）”“Top/Left（左上）”“Bottom/Right（右下）”と書かれた3つのラジオボタンから、画像の表示位置を1つ選択します。ジャケットにタイトルや収録内容を記述したい場合は、下側にあるテキストボックスへ入力しましょう。どちらも英数字のみ利用可能で、残念ながら日本語は文字化けしてしまうので注意が必要です。あとは、［Create］ボタンをクリックしてしばらくすると、画像やテキストなどの設定内容が反映された型紙がJPEG画像として表示されます。

プリントアウトしたら点線に沿ってカットしましょう

　表示された型紙は、Webページの下側にあるリンク［Save to your computer］をクリックすれば、自分のパソコンへ保存できるので、保存してからプリントアウトしましょう。今回は、インクジェット用の薄口ケント紙を使いました。点線でカットし、蓋を折ってCDやDVDのディスクを収納すればOKです。蓋は留め口などがありませんので、のりやシールを使って封をしてください。

糊やシールで封をします。蓋3枚を糊などで接着すれば、封筒のようになるので出し入れがカンタンに！

　完成したディスクケースへ写真保存用にしているCDを収納しました。これならディスクが傷つくこともありませんし、プラスチックケースほどの厚みもないので場所をとりません。近所の方へお子さんが写っている写真データを差し上げる際、さっそく使おうと思います。相手が空のプラスチックケースを持っている場合は、蓋の部分を切り落として画像だけ使ってもらうことも可能です。

【著作権者】John Watson　氏
【ファイル形式】JPEG形式
【ファイルサイズ】-

□fd's Flickr Toys
http://bighugelabs.com/flickr/
□Create a personalized CD/DVD cover（本作品のダウンロードページ）
http://bighugelabs.com/flickr/cd.php

（小松 佳那）