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NEWS (07/02/16 14:00)

ベクトル画像を作成できるフリーの多機能ドローソフト「Inkscape」v0.45

レイヤーやマスク、ビットマップ画像のトレースなど機能が充実

「Inkscape」v0.45
「Inkscape」v0.45
 
フィル(塗りつぶし)とストローク(描線)のダイアログ
フィル(塗りつぶし)とストローク(描線)のダイアログ
 
グラデーションや半透明も簡単に指定可能
グラデーションや半透明も簡単に指定可能
 ベクトル形式の画像を作成できる多機能なドローソフト「Inkscape」v0.45が、5日に公開された。Windows 98/Me/2000/XPに対応するフリーソフトで、現在本ソフトの公式ホームページからダウンロードできる。

 「Inkscape」は、基本図形の配置やマウス操作による自由曲線の描画により、パスを使ったベクトル形式の画像を作成できるドローソフト。配置・描画した図形や曲線などの“オブジェクト”には、フィル(塗りつぶし)とストローク(描線)の色を指定したり、透明度やぼかし効果を設定することが可能。色は単色だけでなくグラデーションにも対応しており、独自のグラデーション作成することもできる。

 また、描線の始点、中間、終点に設定できる、矢印などのさまざまな“マーカー”が用意されている。そのほか、文字をオブジェクトとして配置することも可能。各オブジェクトはマウス操作により拡大縮小や回転することができる。

 さらに本ソフトには、レイヤーによるオブジェクトの管理や、マスクの作成、オブジェクトの結合や整列など、ドロー系ツールとして有用な機能が多数盛り込まれている。また、ビットマップ画像をベクトル画像に変換する強力なトレース機能があり、インポートして配置した画像を[パス]メニューの[ビットマップをトレース]でパスに変換できる。

 作成したベクトル画像の標準の保存形式はSVGで、そのほかPostscript、EPS、PDF、TEXなどのベクトル形式で保存可能。また、[ファイル]メニューから[ビットマップにエクスポート]を選ぶことで、PNG形式の画像として出力することもできる。この際、画像の背景が透過されるので、ほかのグラフィックソフトとの連携もスムーズに行うことが可能だ。


フォントの種類やサイズ、レイアウトを指定して文字入力   必要なサイズでPNG画像を出力できる
フォントの種類やサイズ、レイアウトを指定して文字入力   必要なサイズでPNG画像を出力できる

鉛筆で描いた絵でもきれいにトレースしてパス化してくれる   鉛筆で描いた絵でもきれいにトレースしてパス化してくれる
鉛筆で描いた絵でもきれいにトレースしてパス化してくれる


【著作権者】Bryce Harrington 氏、Bulia Byak 氏、Jon Cruz 氏、MenTaLguY 氏 ほか
【対応OS】Windows Me/NT/2000/XP
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】0.45(07/02/05)

□Inkscape. Draw Freely.
http://www.inkscape.org/

クロノス・クラウン:柳井 政和




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