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NEWS (07/01/25 20:30)

MS、Windows XP付属「バックアップ」のイメージをVistaで復元するソフトを公開

Vista付属のバックアップソフトでは復元できない独自形式に対応

「Windows NT Backup - Restore Utility」v1.0 英語版
「Windows NT Backup - Restore Utility」v1.0 英語版
 Microsoft Corporationは24日、Windows XP/Server 2003に付属のバックアップソフト「バックアップ ユーティリティ」で作成したバックアップイメージを、Windows Vistaで復元できるソフト「Windows NT Backup - Restore Utility」v1.0 英語版を無償公開した。現在、同社のダウンロードセンターからダウンロードできる。

 Windows XP/Server 2003に標準で付属する「バックアップ ユーティリティ」は、ウィザードやダイアログで指定したファイルを、独自形式のイメージファイルにバックアップするソフト。一方、Windows Vistaには「バックアップと復元センター」というソフトが搭載されているが、こちらは新たに製作された別ソフトで、バックアップファイルの形式に互換性はない。

 そのため、たとえばWindows XPからWindows Vistaへ乗り換えた際にもとの環境を残しておかないと、いざバックアップからファイルを復元したくてもできなくなってしまう。そこで「Windows NT Backup - Restore Utility」を利用すれば、Windows Vista上でもWindows XPで作成したバックアップを復元できるようになる。

本ソフトをインストールするには、コントロールパネルから“リムーバブル記憶域の管理”機能をONにする必要がある
本ソフトをインストールするには、コントロールパネルから“リムーバブル記憶域の管理”機能をONにする必要がある
復元時のファイル保存先を変更したい場合は、復元場所のタイプに[Alternate location]を選ぼう
復元時のファイル保存先を変更したい場合は、復元場所のタイプに[Alternate location]を選ぼう
 本ソフトのインストール前には、コントロールパネルの[プログラム]-[プログラムと機能]-[Windowsの機能の有効化または無効化]から“リムーバブル記憶域の管理”機能をONにする必要がある。またインストール後は、「バックアップ ユーティリティ」と同じ手順で、イメージファイルからバックアップしたファイルを復元可能だ。

 なお、復元時のファイル保存先は、標準でバックアップ時のフォルダとなっているが、Windows XP環境でバックアップしたファイルをWindows Vista環境の同じフォルダへ保存してしまうと、各種プログラムの動作などに問題が発生するおそれがある。そのため、復元時のウィザードで復元場所のタイプに[Alternate location]を選び、任意のフォルダを指定するとよいだろう。

 なお本ソフトは、次期Windowsサーバーのベータ版であるWindows Server Codename "Longhorn"にも対応している。

【著作権者】Microsoft Corporation
【対応OS】Windows Vista/Server Codename "Longhorn"
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】1.0 英語版(07/01/24)

□Download details: NT Backup - Restore Utility
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyID=7da725e2-8b69-4c65-afa3-2a53107d54a7&DisplayLang=en

(中村 友次郎)




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