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NEWS (06/11/27 18:55)

国立天文台、国産天体シミュレーター「Mitaka」用の惑星地形データを公開

地球および火星の地表を立体表示、山脈やクレーターなどを視覚的に確認可能

「Mitaka」v1.0 beta 6
「Mitaka」v1.0 beta 6
火星の地表を立体表示
火星の地表を立体表示
 国立天文台は25日、純国産の天体シミュレーター「Mitaka」のv1.0 beta 6と、同ソフト用の惑星地形データを公開した。Windows 2000/XP/Vistaに対応するソフトで、非営利目的に限りフリーソフトとして利用可能。現在、国立天文台が運営するWebサイトからダウンロードできる。

 「Mitaka」は、国立天文台が開発した天体シミュレーター。本ソフトには、指定した惑星などを中心に宇宙空間を観察できる“宇宙空間モード”と、地球上から星空を眺める“プラネタリウムモード”が用意されており、どちらのモードも時間経過による星の動きをシミュレートすることが可能。

 今回新たに公開された地形データは地球と火星のもので、このデータを本ソフトへインストールした後に、“宇宙空間モード”で地球または火星の地表に接近すると、陸地が高精細に立体表示される。つまり、山脈や渓谷、クレーターなどの大きさや高さを視覚的に確認可能。また[表示]メニューから、地表の立体表示を5段階で拡大することができ、倍率を上げることで地表の高低差が強調されて、地表の様子がより視覚的に確認しやすくなる。

 そのほか、本ソフト自体もバージョンアップしており、冥王星が惑星から除外されたことに対応したり、現在の時刻と連動してリアルタイムに星の動きをシミュレートする機能などが追加されている。


【著作権者】大学共同利用機関法人自然科学研究機構国立天文台
【対応OS】Windows 2000/XP/Vista
【ソフト種別】フリーソフト(非営利利用のみ)
【バージョン】1.0 beta 6(軽量版)(06/11/25)

□4D2U Project Website
http://4d2u.nao.ac.jp/
□窓の杜 - 【NEWS】国立天文台、天体シミュレーター&プラネタリウムソフト「Mitaka」を公開
http://www.forest.impress.co.jp/article/2005/02/07/mitaka.html

(中井 浩晶)




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