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NEWS (06/06/13 18:10)

テクスチャーつきの3Dモデルを表示できるようになった「Google Earth」v4 beta

ユーザーインターフェイスが改良されたほか、メニューの日本語表記も可能に

「Google Earth」v4 beta版
「Google Earth」v4 beta版
 
日本語によるメニュー表示や地名検索が可能に
日本語によるメニュー表示や地名検索が可能に
 米Google Inc.は12日(現地時間、以下同)、3D表示が可能な地図ソフト「Google Earth」のv4 beta版を公開した。主な変更点は、テクスチャーが貼られた3Dモデルを表示できるようになったこと。Windows 2000/XPに対応するフリーソフトで、現在同社のホームページからダウンロードできる。

 「Google Earth」は、地球全体から市街図まで、マウス操作で自由に拡大・縮小できる3D地図ソフト。地図データとして人工衛星から撮影された画像を使用しており、必要に応じてインターネット経由で自動ダウンロードする仕組み。また地図データには高低が記録されているため、上空斜めから地表を見下ろした鳥瞰図の風景を楽しめる。

 さらに、同社が無償で配布している3Dモデリングソフト「Google SketchUp」を利用してユーザーが作成した3Dモデルを、地図の上に重ねて表示する機能も備える。作成した3Dモデルは、同社が運営するWebサイト“3D Warehouse”で公開することが可能。

 v3まではテクスチャーが貼られておらず、色がベタ塗りの3Dモデルのみ表示可能だったが、v4ではテクスチャーが貼られたリアルな3Dモデルを表示できるようになった。テクスチャーつきの3Dモデルは、同じく12日に公開された「Google SketchUp」v5.0.295で作成できる。

 またv4では、ユーザーインターフェイスが数多く改良されている。たとえば、地図の拡大・縮小・回転などを操作する“nav”パネルはv3ではウィンドウ下端にあったが、v4ではウィンドウ右上に移されている。v4の“nav”パネルは、普段は非表示だが、マウスオーバーにより半透明状態で現れるため、邪魔にならず場所も取らない。

 さらにv3では画面最大化時に表示されなかった検索欄が、v4では常時表示されるので、地名を入力するために最大化を解除する必要がなくなった。

 そのほか、v4 英語版を日本語版Windowsへインストールするだけで、メニュー表記は自動で日本語表示される。また日本語による地名検索も、暫定的に対応している。


【著作権者】Google Inc.
【対応OS】Windows 2000/XP
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】4.0.1563(beta)(06/06/12)

□Google Earth - Home
http://earth.google.com/
□Google 3D Warehouse
http://sketchup.google.com/3dwarehouse/
□窓の杜 - 【NEWS】米Google、フリーの3D地図ソフト「Google Earth」を正式公開
http://www.forest.impress.co.jp/article/2006/01/11/googleearth.html
□窓の杜 - 【NEWS】米Google、3Dモデリングソフト「Google SketchUp」を無償公開
http://www.forest.impress.co.jp/article/2006/04/27/googlesketchup.html

(石川 敬峰)




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