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NEWS (06/05/25 15:00)

アウトラインツリーをフレームページとしてHTML出力できる「NanaTree」

画像や音声、動画ファイルといったOLEオブジェクトの挿入も可能

「NanaTree」v0.98β4
「NanaTree」v0.98β4
HTML形式での出力例
HTML形式での出力例
 アウトラインツリーをフレームページとして出力できるアウトラインプロセッサー「NanaTree」v0.98β4が、13日に公開された。Windows XPに対応するフリーソフトで、現在作者のホームページからダウンロードできる。

 「NanaTree」は、画像や音声、動画ファイルなどのOLEオブジェクトを文書内に挿入できるアウトラインプロセッサー。画面構成はオーソドックスな2ペイン型で、左側にアウトラインツリー、右側にテキスト本文が表示される。

 左側のアウトラインツリーでは、選択項目をドラッグ&ドロップして階層や並び順を入れ替えられるほか、選択した項目から見た“子階層”や“兄弟階層”を項目名の昇順、降順でソート可能。右側のエディター部分では、リッチテキストを採用しているため、見出し部分など強調したい文字列の書式や文字色を自由に指定できるほか、オブジェクトの挿入ダイアログから、音声や動画ファイルなどを文書内へ挿入可能。

 作成した文書は、すべてのページを1つにまとめた“nna”という独自形式のファイルに保存される。また多くのアウトラインプロセッサーで出力できる“階層付きテキスト”形式の読み込みに対応しているため、他アウトラインプロセッサーで作成した文書を本ソフトで再利用することも可能。

 またエクスポート機能では、ページ単位や文書全体の出力を選択できる。ページ単位での出力時は、現在表示中のページをTXT/RTF/HTML形式で保存する。文書全体の出力時は、すべてのページを1ファイルにまとめて、TXT/RTF形式や階層付きテキスト形式で保存できる。

 さらに、文書全体をHTML形式で出力することも可能で、この場合は各ページがそれぞれ1つずつHTMLファイルに出力され、アウトラインツリーはフレームページとして出力される。フレームページには、各ページのHTMLファイルがリンクされており、各HTMLファイル上では書式や挿入した画像などが、ほぼ本ソフト上での見た目どおりに再現される仕組み。

 アウトラインプロセッサーとは、長文を章やジャンルごとに階層化して、全体の構成を把握しながら文書を作成できるソフト。アウトラインプロセッサーの概要を知りたい人は、本ソフトの使い方が書かれた同梱ファイル“readme.nna”を本ソフトで開いてみよう。このファイル自身がアウトライン形式で作成されているため、アウトラインプロセッサーの理解に役立つだろう。


【著作権者】Nana 氏
【対応OS】Windows XP
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】0.98β4(06/05/13)

□Nana's Homepage
http://www1.cncm.ne.jp/~ogawate/

(久保 望)




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