“Keiko”の01番。黒いTシャツへアイロンプリントしました

　小学校では、6月上旬にプール開きが予定されています。子どもは、梅雨のような最近のお天気を忘れ、すっかり夏気分です。『それなら、もう夏の準備をしちゃおうか』とワードローブのチェックをしたところ、無地で地味なTシャツを発見。それに、胸元に染みのできちゃっているTシャツも……。『よし！　それならアイロンプリントでTシャツを変身させちゃえ』ということで、今回は、アイロンプリント用の絵柄を無料公開しているWebサイト“キャラの洋服屋さん”をご紹介します。

　“キャラの洋服屋さん”では、オリジナルキャラがあしらわれたTシャツ柄を、現在55種類公開しています。同サイトから絵柄をダウンロードしたら、アイロンプリントペーパーへカラー印刷して切り出します。あとはアイロンを使い、絵柄をTシャツの胸の位置へ転写しましょう。

“Babychan”の01番。今回は、A5サイズで印刷してみました

　今回は、4キャラのTシャツ柄をチョイス。1つ目は、アーモンド型の瞳が印象的なギャル風の“Keiko”。2つ目はベビー服を着た赤ちゃんの“Babychan”で、3つ目はオレンジ色の髪と八重歯が特徴のOL“Mieko”。最後は、カエルやイヌ、ネコやウサギなどが描かれた“SymbolChara”です。

　本作品を手に入れるには、ブックカバーの無料ダウンロードサイト“本の洋服屋さん”で、［Tシャツプリント用］リンクをまずクリック。すると、“キャラの洋服屋さん”が開き、11キャラのTシャツ柄が縮小表示されます。あとは縮小画像をクリックすれば、選んだキャラのTシャツ柄が5種類ずつ表示されますので、気に入った絵柄をクリックすることで、PDF形式のTシャツ柄をダウンロードできます。

“Mieko”の05番。色遣いがとってもポップ！

　Tシャツ柄はいずれもA4サイズ用にデザインされていますが、今回は身長110センチと130センチサイズのTシャツへアイロンプリントしたいので、A5サイズで印刷するように設定しました。

　アイロンプリントペーパーは、一般に白い生地向けの薄口と、色の濃い生地向けの厚口があります。今回は、白・ピンク・黒の3色のTシャツを使ったので、薄口・厚口の両方を用意しました。なお、アイロンプリントペーパーには詳細な使い方説明書が添付されていますので、必ず読んでくださいね。アイロンプリントペーパーによって、絵柄を反転印刷する・しないが変わってきますので、ご注意を。

“SymbolChara”の01番。染み、隠れたかな？

　アイロンプリントペーパーに絵柄をプリントしたら、まずチャコペンシルという洋裁用の筆記具を使って、ペーパーやTシャツに左右中心や水平位置を小さくマークしました。こうしておけば、微妙に傾いたりずれたりした位置に転写せずに済みます。アイロンをかけたら、熱が冷めるまで2～3分ほど触れないようにしましょう。薄口のペーパーは布地の色に影響されるので、あらかじめガムテープなどで細かな繊維のくずを取り除いておかないと、布地とは違う色の繊維も圧着することになり、完成後に目立ってしまいます。

　厚口のアイロンプリントペーパーならば、Tシャツの胸にあった灰色のロゴもしっかり隠せました。また、胸元に目立つ染みができてしまってお蔵入りしそうだったTシャツも、アイロンプリントで大変身です！　完成後のイメージがつかみきれずに反応の薄かった子どもも、完成後は『学校に着て行く！』と大喜びです。お気に入りのキャラを選んで、親子でいっしょにアイロンプリントを楽しんでみてくださいね。

【著作権者】（有）ヴイ・ダブリュ・ストーク
【ファイル形式】PDF形式
【ファイルサイズ】16.2KB～195KB（今回紹介の絵柄）

□ブックカバー無料配布サイト
http://chobitt.com/book/
□キャラの洋服屋
http://chobitt.com/chara/

（小松 佳那）