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NEWS (06/03/31 19:20)

フォルダ内ファイルの順次表示や見出しジャンプが可能なテキストビューワー

ローマ字入力による日本語のインクリメンタルサーチも行える

「ttPage-R」v0.98r13a
「ttPage-R」v0.98r13a
ローマ字入力による日本語のインクリメンタルサーチが可能
ローマ字入力による日本語のインクリメンタルサーチが可能
フォントや背景色などの設定を複数登録してファイルの拡張子などで切り替えられる
フォントや背景色などの設定を複数登録してファイルの拡張子などで切り替えられる
 同一フォルダ内の複数テキストファイルを手軽に切り替えながら表示する機能や、見出しジャンプ機能、ローマ字入力による日本語のインクリメンタルサーチ機能などを備えるテキストビューワー「ttPage-R」v0.98r13aが、19日に公開された。フリーソフトで、編集部にてWindows XPで動作確認した。現在、作者のホームページからダウンロードできる。

 インクリメンタルサーチでは、検索語を1文字入力するたびに前方一致で検索が行われるため、検索語を最後まで入力しなくても探している文字列にジャンプできる。また、本ソフトでインクリメンタルサーチ機能を利用するには、村岡 太郎氏作の「C/Migemo」のDLLと辞書が必要。

 「ttPage-R」は、Shift-JIS/JIS/EUC/Unicode/UTF-7/UTF-8の文字コードに対応するテキストビューワー。現在表示しているファイルと同じフォルダにある別ファイルへ、表示を手軽に切り替える機能を備える。また、任意に指定した正規表現でテキストから抽出した見出しを一覧表示し、見出しを選択して表示位置をジャンプする機能や、ローマ字入力による日本語のインクリメンタルサーチ機能も利用可能。

 本ソフトでフォルダ内の複数ファイルを切り替え表示するには、あらかじめ同一フォルダ内で切り替え対象とするファイルを、“*.txt”といったワイルドカードで指定しておく。ワイルドカードは“;”を区切り文字としてOR条件で追加可能。ファイルの切り替えはファイル名順で行われ、切り替え対象の指定後は、ファイルの表示中に[Ctrl]キーを押しながらカーソルキーの左右を押すと、前後のファイルへと表示が切り替わる。

 そのほか見出しジャンプ機能では、ウィンドウを左右に2分割し、左側のペインに正規表現でテキストから抽出した見出しを表示できる。見出しペイン上で[Ctrl]キーを押しながらカーソルキーの上下を押すと、テキストの表示位置を見出し単位で前後に移動可能。

 また、[.]キーを押すとインクリメンタルサーチを開始できる。本ソフトのインクリメンタルサーチは、キーボードから入力したアルファベットをローマ字として解釈し、対応するひらがな・カタカナや、「C/Migemo」の辞書に登録されている漢字を使用してテキストを検索する仕組み。たとえば[.][n][i][h][o][n]と順番にキー入力すると“にほん”や“日本”“二本”といった文字列を検索可能。検索に該当した文字列は、背景色を灰色に変更したうえで、現在の表示位置の直後にある検索該当文字列にジャンプできる。

 そのほか、フォントや背景色などの設定を複数登録してファイルの拡張子などで切り替える機能や、マウスで選択した範囲を自動的にコピーする機能、Grep検索機能、行番号の表示機能などを備えている。


【著作権者】MARiN 氏
【対応OS】(編集部にてWindows XPで動作確認)
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】0.98r13a(06/03/19)

□まにてん堂
http://kaeru.cheap.jp/ma2ten/
□KaoriYa.net(「C/Migemo」作者のホームページ)
http://www.kaoriya.net/

(中村 友次郎)




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