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NEWS (06/03/06 21:05)

米Microsoft、知り合いと画像を共有できる「Microsoft Codename Max」を公開

昨年9月の初公開時は英語版Windowsへのみ導入可能だったが、日本語版にも対応

「Microsoft Codename Max」英語ベータ版
「Microsoft Codename Max」英語ベータ版
 
共有相手のメールアドレスを登録
共有相手のメールアドレスを登録
 米Microsoft Corporationは2日(現地時間)、画像共有ソフト「Microsoft Codename Max」v1.0.60222.0003 英語ベータ版を公開した。昨年9月に初公開された英語ベータ版では、英語版Windowsへのみインストール可能だったが、2日公開のバージョンでは日本語版やドイツ語版にも導入できるようになっている。

 本ソフトはWindows XPに対応するフリーソフトで、現在同社のホームページからダウンロードできる。なお動作には、Windows XPへのSP2適用のほかWinFXランタイムが必要で、WinFXランタイムが導入されていない場合は、本ソフトインストール時に併せてWinFXランタイム 3.0 Beta 2を導入できる。そのほか画像の共有には、“Microsoft Passport Network”に登録したメールアドレスか“Hotmail”のメールアドレスを、本ソフトへ入力することが必要。

 「Microsoft Codename Max」は、本ソフトをインストールしている知り合いのユーザーと画像ファイルをやり取りして、画像を共有できるソフト。FTPサーバーなどを経由せず、送信側と受信側のPC間で直接画像ファイルをやり取りする仕組み。

 画像を送信したいユーザーは、まず本ソフト上で画像リストを作成し、手持ちの画像をリストへ登録しよう。画像を送りたい相手のメールアドレスをリストへ登録すると、相手へ共有リストの到着を通知するメールが届き、相手側の本ソフト画面に共有リストが出現する。あとは、相手ユーザーが本ソフト上で画像の受け取りを許可すれば、相手側PCの“マイ ピクチャ”フォルダ配下にある“Max Received Files”フォルダへ、画像が自動保存される。また送信側で共有リストを削除すれば、相手側PCにローカル保存された画像も削除できるのが特長。

 本ソフトはタスクトレイに常駐し、「MSN Messenger」などのメッセンジャーソフトと同様に、タスクトレイアイコンからサインイン・サインアウトが可能。共有リストは、送信側・受信側のどちらか一方がサインアウトしていても送受信でき、画像ファイルは、送信側・受信側がどちらもサインインしている場合のみ送受信できる。

 リストに登録されている画像は、3とおりの方法でスライドショー表示を楽しめる。“Thumbnail”は1枚の画像を表示する通常のモードで、“Album”は複数枚の画像を自動配置して表示するモード。そして“Mantle”は、画像の周囲に白い枠を加えたうえで斜めにして奥行き感を出し、つややかなテーブルの上に並べて表示するモードだ。

受信側が許可すると画像ファイルの転送が始まる   画像を立体的に並べたスライドショー表示を楽しめる
受信側が許可すると画像ファイルの転送が始まる   画像を立体的に並べたスライドショーを楽しめる


【著作権者】Microsoft Corporation
【対応OS】Windows XP
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】1.0.60222.0003 英語ベータ版(06/03/02)

□Microsoft Codename Max
http://www.microsoft.com/max/
□Microsoft Passport Network 活用ガイド
https://www.microsoft.com/japan/mscorp/passport/default.mspx

(石川 敬峰)




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