指定した日時のファイルを復元できる常駐監視型の世代バックアップソフト

指定日の更新ファイル一覧を表示できるほか、ファイル名やコメントでも検索可能

「自動バックアップソフト De.Ja.Vu」v1.5

ファイル名や任意設定したコメントなどでバックアップファイルを検索できる

バックアップを行う曜日や時間帯などの設定が可能

　タスクトレイに常駐して更新されたファイルをリアルタイムにバックアップできるほか、カレンダーで復元するファイルを選べる世代バックアップソフト「自動バックアップソフト De.Ja.Vu」v1.5が、14日に公開された。Windows 2000/XPに対応するシェアウェアで価格は2,625円。現在、作者のホームページからダウンロードできる。

　「自動バックアップソフト De.Ja.Vu」は、タスクトレイに常駐して指定したフォルダを常時監視し、新規作成や内容更新されたファイルを複数世代にわたりバックアップできるソフト。監視するフォルダは複数登録可能で、それぞれバックアップする世代数を指定できるほか、拡張子やファイルサイズでバックアップ対象を限定したり、サブフォルダもバックアップ対象に加えることが可能。

　世代管理はバックアップ日時ごとにサブフォルダを作成する方式で、各世代は更新されたファイルのみが保存される差分バックアップとなる。世代数が指定した数を超えると、古い世代から順に削除される仕組み。また、各バックアップファイルはLZH形式で圧縮される。

　また本ソフトは、バックアップ日時やファイル名などの条件で必要なファイルを探し出し、選択したファイルだけを復元できる“バックアップ・ビューアー”を備えている。“バックアップ・ビューアー”の左上にはカレンダーが表示されており、バックアップが行われた日は太字で表示される。日付をクリックし、さらにカレンダーの下に表示されるバックアップ時刻の一覧から任意の時刻を選択すると、その時刻にバックアップされたファイルの一覧を表示可能。

　ファイル一覧にはカレンダーで選択した1日分のバックアップファイルをまとめて表示することも可能で、1日に複数回バックアップされたファイルは重複して表示される。一覧には各ファイルのバックアップ日時やファイルサイズも表示されるため、これらの情報をもとに必要なファイルを探すことが可能。また、同じファイルの別時刻のバックアップに対し、個別にコメントをつけることもできる。

　さらに、ファイル名やコメントでファイルを検索することも可能。必要なファイルを発見したら、複数選択してバックアップ元のフォルダや別のフォルダへと復元できる。また、複数世代のバックアップを併合して復元することで、特定日時におけるフォルダの状態を再現するごとも可能。

　そのほか、設定した世代数を超えても特定のバックアップファイルを削除しないようにロックする機能や、バックアップを行う曜日や時間帯を限定する機能、指定日以前のバックアップファイルを一括して削除する機能、バックアップのログを表示する機能などを備えている。

【著作権者】（有）アリアン
【対応OS】Windows 2000/XP
【ソフト種別】シェアウェア 2,625円（税込み）
【バージョン】1.5（06/02/14）