窓の杜Logo
NEWS (06/01/11 19:20)

米Google、フリーの3D地図ソフト「Google Earth」を正式公開

米国の一部市街地なら建物を立体表示することも可能

「Google Earth」v3.0.0762
「Google Earth」v3.0.0762
 
一部市街地では建物を立体表示できる
一部市街地では建物を立体表示できる
 米Google Inc.は10日(現地時間)、3D表示が可能な地図ソフト「Google Earth」のベータ公開を終了し、英語版を正式リリースした。Windows 2000/XPに対応し、非商用利用の場合のみフリーで利用可能。現在同社のホームページからダウンロードできる。

 「Google Earth」は、地球全体から市街図まで、マウス操作で自由に拡大・縮小できる3D地図ソフト。地図データとして人工衛星から撮影された画像を使用しており、必要に応じてインターネット経由で自動ダウンロードする仕組み。また地図データには高低が記録されているため、スライダーで傾きをつければ、上空斜めから地表を見下ろした鳥瞰図の風景を楽しめる。

 地図上の好きな地点に、任意の名前で押しピン型の目印を付加することが可能。目印は独自形式のファイルで書き出せ、本ソフトの他ユーザーと手軽に位置情報を共有できる。そのほか、地図上に任意の画像を貼りつけたり、マウスクリックで連続直線を引いて距離を計測することも可能だ。

 さらに米国内ならば、宿泊施設やレストラン、空港、道路名などを地図上に重ねて表示でき、指定した2点間のルートを検索してルートマップを表示することも可能。また、一部市街地では建物の形状データも用意されており、建物を地図上で立体表示することもできる。

 本ソフトは有償版もあり、年額20米ドルで利用できる「Google Earth Plus」は、GPS機器との連携や高解像度印刷、CSV形式の住所データのインポートに対応するなどの機能追加が施されている。また年額400米ドルの「Google Earth Pro」は、商用利用も可能。


【著作権者】Google Inc.
【対応OS】Windows 2000/XP
【ソフト種別】フリーソフト(非商用利用のみ)
【バージョン】3.0.0762(06/01/10)

□Google Earth - Home
http://earth.google.com/

(石川 敬峰)




トップページへ

Copyright ©2006 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.
編集部への連絡は お問い合わせはこちらをクリック まで