NEWS （05/10/14　17:45）

「パズルペイント」v1.0

　雑誌掲載のクロスワードパズルなどの問題をオリジナルのまま残せるように、問題をスキャナーで取り込んでPC上で解答できる「パズルペイント」v1.0が、3日に公開された。Windows 98/Me/2000/XPに対応する1,890円（税込み）のシェアウェアで、11月30日までのキャンペーン期間中は1,680円（税込み）で購入可能。試用期間の15日間は全ての機能を利用でき、現在作者のホームページからダウンロードできる。

　「パズルペイント」は、雑誌に掲載されているクロスワードパズルやイラストロジックなどの問題をスキャナーでPCに取り込み、その問題を本ソフト上で解答できるソフト。解答中の問題をアンドゥ履歴とともにファイルへ保存できるため、問題の解答をいつでもやり直せるほか、雑誌のパズル問題をオリジナルのまま汚さずに残せるメリットもある。また、クロスワードパズルやナンバークロス、イラストロジックなどの問題を作成する機能も搭載している。

　パズル問題の解答は、スキャナーで取り込んだ問題用紙の画像へ、マウスクリックなどでマス目に文字を記述したり、マス目を塗りつぶしていく仕組み。たとえば、クロスワードパズルの場合、雑誌のマス目が掲載されているページをスキャナーで取り込みJPEG画像であらかじめ保存しておこう。次に、同梱の画像レタッチソフト「After Scan」を利用して、マス目の傾きを補正したうえで、マス目部分だけを切り出せば、まず下準備が完了だ。

　その後、「パズルペイント」を起動して加工済みのスキャン画像を読み込んで、画像のマス目に合わせてグリッド線を引いていく。［グリッドの表示］ボタンを押すと仮のグリッド線が表示されるので、［グリッド自動作成］ボタンを押して1マスの大きさをマウスドラッグで指定しよう。すると、グリッド線がマス目上に近づくので、［グリッド高さ］［グリッド幅］ボタンでグリッド線がマス目にぴったり合うように微調整する。

　あとは、画面下部のソフトキーボードでグリッド線内にカタカナを入力していけば、PC上でパズル問題を解答できる。アンドゥ・リドゥ機能があるため、途中で解答の間違いに気づいても安心だ。さらに、マス目を範囲選択したあとに［キーワード入力支援］メニューを選択することで、辞書機能を呼び出してマス目を埋める単語の候補を表示することもできる。そのほか、クロスワードパズルのヒント用紙などを別途スキャナーで読み込めば、解答時に画面左側へ表示できる機能もある。

　また本ソフトはパズル問題を解答するだけでなく、クロスワードパズルやナンバークロス、イラストロジックなどの問題を作成可能。パズル問題は、各マス目へ適切な番号を自動で割り当てる機能や、単語辞書を活用することで手軽に作成できるよう工夫されている。作成した問題は、プリンターで印刷することはもちろん、JPEG画像に保存してWebページやワープロ文書に貼り付けることも可能。

【著作権者】田中 佑典　氏
【対応OS】Windows 98/Me/2000/XP
【ソフト種別】シェアウェア 1,680円（税込み）（キャンペーン価格、12月1日以降は1,890円（税込み））
【バージョン】1.0（05/10/03）

□TNK Software
http://www.tnksoft.com/

（中井 浩晶）