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NEWS (05/09/30 20:35)

RSS配信の記事タイトルとURLを任意のメールソフトで受信できる「PopRss」

日頃利用しているメールソフトでRSS記事をメールとして受信可能に

「PopRss」v1.1.5
「PopRss」v1.1.5
 RSS配信の記事タイトルやURLなどを任意のメールソフトで受信可能にする「PopRss」v1.1.5が、27日に公開された。Windows XPに対応するフリーソフトで、編集部にて試用したところ「秀丸メール」v4.54、「Becky! Internet Mail」v2.22.02、「Outlook Express」v6.0でRSS記事が受信できることを確認した。現在、作者のホームページからダウンロードできる。

 「PopRss」は、RSS配信の記事タイトルやURLなどをメールとして、任意のメールソフトで受信可能にするタスクトレイ常駐型ソフト。プロキシーサーバーとして動作し、本ソフトが取得したRSS記事を任意のメールソフトで受信する仕組みとなっている。設定画面を搭載していないため、同梱のXMLファイルをテキストエディターなどで編集して本ソフトの各種設定を行う。

 まず、同梱ファイル“PopRss.xml”を開き、本ソフトとメールソフトが通信を行うためのポート番号を指定しよう。初期設定では110番となっており、他のプロキシーサーバーソフトで110番をすでに利用している場合は、メールソフトに対して開放するポート番号を変更する必要がある。

 次に同梱ファイル“feedlist.xml”を開き、RSS記事を受信したい対象のWebサイトを登録しよう。同ファイルの内容はRSSリーダーでよく利用されるOPML形式となっており、一定の書式でWebサイトのURLや名前を記述していく。あらかじめ、本ソフト作者のWebサイトと、(有)サイトー企画のWebサイトが登録されているので、その書式にならって任意のWebサイトを追加すればよいだろう。

 あとは、本ソフト経由でRSS記事を受信できるようにメールソフト側の設定を変更する。設定方法は利用しているメールソフトによって多少異なるが、POP3サーバーを“localhost”、POP3のポート番号を“PopRss.xml”で指定した番号に設定した新規アカウントを作成すればよい。アカウントのユーザー名やパスワードは、任意の文字列でよく、たとえば「秀丸メール」の場合は空欄でもRSS記事を受信できた。そのほか、受信したメールをサーバーから削除するように設定しておく必要がある。

 メールソフトで受信したRSS記事のメールは、差出人がWebサイト名、件名が記事タイトル、本文が記事ページへのURLとなっている。また、RSSで配信される情報のなかに記事本文の一部も含まれている場合は、メール本文内に記事本文の一部が表示される。メールソフトのメール振り分け設定を利用すれば、RSS記事のメールをWebサイトごとにフォルダで管理することができるだろう。


【著作権者】S.Kohno 氏
【対応OS】Windows XP
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】1.1.5(05/09/27)

□Musee d'Dimanche
http://freemind.s57.xrea.com/

(中井 浩晶)


お詫びと訂正: 記事初出時に、受信したメールの本文にはRSS記事ページのURLのみが表示されるとお伝えしましたが、RSSで配信される情報のなかに記事本文の一部も含まれている場合は、メール本文内に記事本文の一部も表示されます。お詫びして訂正いたします。




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