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NEWS (05/09/16 19:05)

任意の文字列を砂模様で可読できないように暗号化・印刷「Lattice Mode」

復号用の格子模様を透明シートに印刷して重ねると文字列が浮かびがる

「Lattice Mode」v1.00
「Lattice Mode」v1.00
 復号用の格子模様を印刷した透明シート越しに見ることで、可読できるようになる砂模様の暗号化文字列を印刷できる「Lattice Mode」v1.00が、5日に公開された。Windows XPに対応する1,000円のシェアウェアで、2週間全ての機能を無料で試用可能。現在作者のホームページからダウンロードできる。

 「Lattice Mode」は、砂模様状に暗号化した文字列と、透明シートに印刷するための復号用の格子模様を作成・印刷できるソフト。印刷した暗号化文字列は、砂模様になっているためそのまま見ただけでは可読できず、別途透明シートに印刷した格子模様越しに見ることで、暗号化されていた文字列が読めるようになる。なお、暗号化した文字列の印刷には、通常の白紙を利用すればよいが、復号化用の透明シートを印刷するには、OHP用などの透明なフィルムをあらかじめ用意する必要がある。

 まず初回起動時に、本ソフトの起動を制限するためのパスワードを設定しよう。次に、画面下部の“テキスト”欄に暗号化したい文字列を入力し、[ダミーを自動生成]ボタンを押すと、画面上部に入力文字列を砂模様に暗号化した状態がプレビュー表示される。あとは、[暗号シート印刷]メニューで暗号化した文字列を、[復号シート印刷]メニューで復号化用の透明シートを印刷すればよい。

 印刷した暗号化文字列と復号化用シートは名刺サイズで、その4隅に四角や十字のマークが付加されいる。それぞれのマークが重なるように、暗号化文字列を印刷した用紙と復号化用シートを重ねれば文字列が浮かび上がる。

 また、復号化用の透明シートに描かれる格子模様は、[格子パターン]メニューから変更することが可能。復号化用シートの格子模様を変更した場合、とうぜん暗号化した文字列の砂模様も変化する。つまり、暗号化文字列ごとに異なる復号化用シートを作成することができれば、複数の暗号化文字列を1つのシートで復号化できるようにすることも可能だ。


復号前   復号後
復号前   復号後


【著作権者】小松 伸一 氏
【対応OS】Windows XP
【ソフト種別】シェアウェア 1,000円
【バージョン】1.00(05/09/05)

□何よ!ドット・ジェイピー
http://www.724.jp/

(中井 浩晶)




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