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NEWS (05/09/07 10:55)

大きなWAVEファイルからの断片切り出しを効率よく行えるソフト「Core」

切り出す範囲の自動設定や出力ファイル名の連番化が可能

「Core」v1.5.1
「Core」v1.5.1
 1つのWAVEファイルからたくさんのWAVEファイルを切り出す作業を、効率よく行うためのソフト「Core」v1.5.1が、8月24日に公開された。Windows Me/2000/XPで動作するフリーソフトで、現在作者のホームページからダウンロードできる。

 「Core」は、WAVEファイルを読み込んで波形を表示し、指定した複数範囲の波形を別のWAVEファイルとして切り出せるソフト。録音機能や音楽CDからのリッピング機能もあり、録音した音声を分割したり、音楽素材のサンプリングCDから必要な部分だけを抜き出すといった用途に利用できる。なお、音楽CDのリッピングには、オープンソースのCDリッピングソフト「CDex」に同梱されている“CDRip.dll”が必要。

 本ソフトでは複数範囲を連続で指定した後に、一括でファイルとして保存できるのが特長。そのため切り出す範囲はまず、“リージョンリスト”と呼ばれるリストに登録する。リージョンリストへの登録は波形表示をマウスで選択して行うほか、無音部分や、音量が大きく変化する部分などを基準に波形を切り分け、自動登録する機能もある。

 リージョンリストに登録した範囲は、範囲内だけを再生して内容を確認できるほか、ダイアログを表示して開始位置と終了位置を数値で微調整可能。リージョンリスト自体をファイルとして保存できるので、切り出し作業を中断し、後で続きを行いたい場合などに便利だ。

 各選択範囲が確定したら、出力先のフォルダを指定すれば、すべての範囲の波形を一括でWAVEファイルに出力できる。出力ファイル名は元のファイル名に連番を加えたものが自動設定されるが、任意の文字列による連番を設定したり、1つ1つの範囲に別々の名前を付けることも可能だ。


【著作権者】Takafumi Inamori 氏
【対応OS】Windows Me/2000/XP
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】1.5.1(05/08/24)

□inamon's
http://hp.vector.co.jp/authors/VA038922/
□CDex :: Home
http://cdexos.sourceforge.net/

(中村 友次郎)




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